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オクタフルオロシクロブタン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オクタフルオロシクロブタン
識別情報
CAS登録番号 115-25-3 チェック
ChemSpider 13846040 ×
EC番号 204-075-2
E番号 E946 (その他)
ChEBI
ChEMBL CHEMBL444147 ×
特性
化学式 C4F8
モル質量 200.03 g/mol
外観 無色気体
密度 1.637 g/cm3 at −5.8 °C (液体)

9.97 kg/m3 at −6 °C and 1 atm (気体)
8.82 kg/m3 15 °C and 1 atm (気体)

融点

−40.1 °C, 233 K, -40 °F

沸点

−5.8 °C, 267 K, 22 °F

への溶解度 0.016 vol/vol (1.013 bar and 20 °C)
粘度 109e-6 Poise (1.013 bar and 0 °C)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

オクタフルオロシクロブタン(Octafluorocyclobutane)は、化学式C4F8有機フッ素化合物である。様々なニッチな応用がある。シクロブタンの全てのC-H結合がC-F結合に置き換わっている。オクタフルオロシクロブタンは、テトラフルオロエチレンの二量化または1,2-ジクロロテトラフルオロエタンの還元カップリングで生成する[1]

性質

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臨界点は、115.3℃、2.79MPaである。

応用

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半導体材料や製品の製造において、オクタフルオロシクロブタンは、ガスデポジション及びウェットエッチングに用いられる[2]。また、オゾン層破壊物質であるフロン類の代替として、冷媒としての利用も考えられている。その揮発性と不活性を利用して、食品のエアロゾル化に用いることもできる。国際食品規格委員会では946の番号を与えられており、EUのE番号も946である。また、気体誘電体として六フッ化硫黄の代替も考えられている。

出典

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  1. ^ Siegemund, G.; Schwertfeger, W.; Feiring, A.; Smart, B.; Behr, F.; Vogel, H.; McKusick, B. (2005), "Fluorine Compounds, Organic", Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, Weinheim: Wiley-VCH, doi:10.1002/14356007.a11_349
  2. ^ Octafluorocyclobutane (RC318)”. Gas Encyclopaedia. Air Liquide. May 15, 2013閲覧。