オクタフルオロシクロブタン
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オクタフルオロシクロブタン | |
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Octafluorocyclobutane | |
別称 Freon-C-318, perfluorocyclobutane | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 115-25-3 |
ChemSpider | 13846040 |
EC番号 | 204-075-2 |
E番号 | E946 (その他) |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL444147 |
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特性 | |
化学式 | C4F8 |
モル質量 | 200.03 g/mol |
外観 | 無色気体 |
密度 | 1.637 g/cm3 at −5.8 °C (液体) 9.97 kg/m3 at −6 °C and 1 atm (気体) |
融点 |
−40.1 °C, 233 K, -40 °F |
沸点 |
−5.8 °C, 267 K, 22 °F |
水への溶解度 | 0.016 vol/vol (1.013 bar and 20 °C) |
粘度 | 109e-6 Poise (1.013 bar and 0 °C) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
オクタフルオロシクロブタン(Octafluorocyclobutane)は、化学式C4F8の有機フッ素化合物である。様々なニッチな応用がある。シクロブタンの全てのC-H結合がC-F結合に置き換わっている。オクタフルオロシクロブタンは、テトラフルオロエチレンの二量化または1,2-ジクロロテトラフルオロエタンの還元カップリングで生成する[1]。
性質
[編集]臨界点は、115.3℃、2.79MPaである。
応用
[編集]半導体材料や製品の製造において、オクタフルオロシクロブタンは、ガスデポジション及びウェットエッチングに用いられる[2]。また、オゾン層破壊物質であるフロン類の代替として、冷媒としての利用も考えられている。その揮発性と不活性を利用して、食品のエアロゾル化に用いることもできる。国際食品規格委員会では946の番号を与えられており、EUのE番号も946である。また、気体誘電体として六フッ化硫黄の代替も考えられている。
出典
[編集]- ^ Siegemund, G.; Schwertfeger, W.; Feiring, A.; Smart, B.; Behr, F.; Vogel, H.; McKusick, B. (2005), "Fluorine Compounds, Organic", Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, Weinheim: Wiley-VCH, doi:10.1002/14356007.a11_349。
- ^ “Octafluorocyclobutane (RC318)”. Gas Encyclopaedia. Air Liquide. May 15, 2013閲覧。