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オジサン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オジサン
オジサン
オジサン
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
: ヒメジ科 Mullidae
: ウミヒゴイ属 Parupeneus
: オジサン P. multifasciatus
学名
Parupeneus multifasciatus
Quoy & Gaimard, 1825
和名
オジサン

オジサン(老翁、小父さん、学名Parupeneus multifasciatus)は、スズキ目ヒメジ科魚類の一種。

分布

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インド洋太平洋珊瑚礁に棲息する。日本では駿河湾以南にて見られる。

名称

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オジサンという和名の由来は、顔の前面に(ひげ)があり(隠すことがある)、正面から見るとまるで人(ヒト)の「おじさん」のようであることから付けられた名前である[1]

地方名にはカタヤス鹿児島県奄美大島)やエルカタカシ沖縄県)などがある。

台湾では「多帶海鯡鯉」を標準名とし、地方名に「秋姑」、「鬚哥」などがある。中国では「多帯副緋鯉」を標準名とする。

特徴

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体長は25cm[2]。大きいものでは40cmほどにもなる。

体色は赤から紫の地色に複数の暗色および明色横帯が入り、頭部には目を通る暗色の縦縞が1本入る。また、第2背びれ基底に暗褐色の斑がある。

甲殻類軟体動物有孔虫、幼魚などを捕食する。

利用

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沖縄ではグルクンミーバイなどとともに一般的な惣菜魚として親しまれており、揚げ物・煮つけ・すり身で食される[3]。奄美では切り身でも流通している。

出典

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  1. ^ フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 1』講談社、2003年。 
  2. ^ 多紀保彦・河野博・坂本一男・細谷和海『新訂 原色魚類大圖鑑 圖鑑編』北隆館、2005年12月15日。ISBN 4-8326-0820-7  p.627
  3. ^ 木村義志『フィールドベスト図鑑 日本の淡水魚』学習研究社、2000年8月4日。ISBN 4-05-401120-9  p.59

外部リンク

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  • ウィキメディア・コモンズには、オジサンに関するカテゴリがあります。