オット・マリング
オット・ヴァルデマル・マリング | |
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基本情報 | |
生誕 | 1848年6月1日 |
出身地 | デンマーク コペンハーゲン |
死没 | 1915年10月5日(67歳没) |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | 作曲家・オルガニスト |
担当楽器 | オルガン |
オット・ヴァルデマル・マリング(Otto Valdemar Malling, 1848年6月1日 – 1915年10月5日)はデンマークの作曲家・オルガニスト。デンマーク人で最初に管弦楽法の教則本を執筆した。
経歴
[編集]コペンハーゲンに生まれ、ニルス・ゲーゼとJ・P・E・ハートマンに師事。コペンハーゲンで教会オルガニストとして自活する傍ら、1874年にコペンハーゲン演奏協会のを設立するにあたっては、共同設立者ならびに第2指揮者となった。1889年に王立デンマーク音楽院の教授に、1909年より院長に就任。そして、1900年よりコペンハーゲン大聖堂のオルガニストを勤めた。
楽譜の校訂者も務め、楽譜出版社 Samfundet til udgivelse af dansk Musik のために、ハートマンやゲーゼ、クリスティアン・ユリウス・ハンセンらの作品のピアノ・スコアやボーカル・スコアを作成した。
作曲作品について
[編集]オルガン作品によって国外での名声を勝ち得たが、死後間もなく音楽の趣味の変化のために、祖国ですら忘れ去られるに至った。いくつかの演奏会用作品が録音されたのは、20世紀後半になってからである。 後にオルガン曲と声楽曲の作曲に専念したが、《ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲ヘ長調》作品20、ロベルト・シューマン風の《ピアノ三重奏曲イ長調》作品36(1889年)、ブラームス風の《ピアノ協奏曲ハ短調》作品43(1890年)がある。これらはめったに上演されないし録音されない。その他の大作に、《交響曲ニ短調》作品17(1887年以前に出版)、カンタータ《聖なる土地(Det hellige Land)》作品46、《弦楽八重奏曲》作品50(1907年もしくはそれ以前に出版)がある。
参考書籍
[編集]脚注
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