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オトナル

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
株式会社オトナル
Otonal Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
〒104-0042
東京都中央区入船3丁目9-2 佐久間ビル 4F
北緯35度40分13.2秒 東経139度46分37.7秒 / 北緯35.670333度 東経139.777139度 / 35.670333; 139.777139座標: 北緯35度40分13.2秒 東経139度46分37.7秒 / 北緯35.670333度 東経139.777139度 / 35.670333; 139.777139
設立 2013年9月
業種 サービス業
法人番号 3010001155764 ウィキデータを編集
事業内容 デジタル音声広告の広告代理業、音声アドテクノロジー事業
代表者 八木太亮
資本金 3億151万2000円（準備金含む）
関係する人物 吉田行宏
外部リンク otonal.co.jp
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株式会社オトナル（英: Otonal Inc.）は、東京都中央区に本社を置く日本の広告代理店およびアドテクノロジー会社である。

概要

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音声アプリやインターネットラジオの広告を取り扱うデジタル広告代理店として、広告主向けにSpotifyやradiko、ポッドキャスト、YouTube Music といった100媒体以上のデジタル音声広告への出稿および広告配信を行うサービスを提供している[1]。

またメディア企業向けの事業としてラジオ局や新聞社、出版社に対して音声配信システムの提供やポッドキャストの配信サポートを行っており、媒体社とともに音声アドネットワークを構築するなど、新しい音声広告メニューの開発も行っている[2]。

2021年2月には、米国のポッドキャストのアトリビューションプラットフォームを展開するPodsightsと提携[3]。2022年3月には英国発のAIによる行動解析テクノロジー企業NumberEightと国内音声アプリ領域で独占契約を結ぶ[4]など、海外の音声配信・広告テクノロジーの国内代理店としての機能も有している。

広告技術やデータの運用を得意としており、マスメディアであるラジオのDXの取り組みとしてラジオ局のラジオCMの効果を可視化するラジオ広告プランニングソリューション「Radiolyze（ラジオライズ）」の提供を開始[5]。

2023年9月には博報堂DYメディアパートナーズと、デジタル音声広告事業推進のための資本業務提携を発表した[6]。

音声市場に向けた取り組み

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2020年から朝日新聞社と共同で、国内のポッドキャストの利用実態調査を行っており、調査結果を市場レポートとして公開している[7]。

そのほか、ポッドキャスト配信者とリスナーのための取り組みとして、Apple Podcast、Amazon Music、Spotify、Google Podcastsの番組ランキングデータを集約して閲覧できるウェブサイト『ポッドキャストランキング』や[8]、リスナーがポッドキャストの神回（おすすめ回）を登録できるウェブサービス『ポッドキャストペディア』などを運営している[9]。

沿革

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  • 2013年9月 - 東京都中央区にて株式会社京橋ファクトリーを設立[10]。
  • 2014年7月 - ウェブメディア「ビール女子」をメディア事業として運営開始[11]。
  • 2018年
    • 3月 - ウェブメディア事業を株式会社ココラブルに事業譲渡[12]。
    • 6月 - スマートスピーカーのアプリケーション開発と音声コンテンツ制作事業を開始[13]。
    • 9月 - 称号を株式会社オトナルに変更[14]。
  • 2019年5月 - デジタル音声広告の制作、および広告代理事業を開始[15]。
  • 2020年1月 - 朝日新聞社と共同でポッドキャスト国内利用実態調査を実施[16]。
  • 2021年2月 - 米国ポッドキャストのアトリビューションプラットフォームを展開するPodsightsと提携[17]。
  • 2021年
    • 6月 - ポッドキャスト広告のアドネットワーク「ポッドキャストオーディオアド」を提供開始[18]。
  • 2022年
    • 3月 - 音声配信者にインフルエンサープロモーションプラン「PODCASTER PROMOTION（ポッドキャスタープロモーション）」の提供を開始[19]。
    • 3月 - 英国のAIによる行動解析テクノロジー企業NumberEightと国内音声アプリにおける独占契約を締結[20]。
    • 6月 - 音声メディア向けのアドサーバー・SSPの提供を開始[21]。
    • 10月 - ポッドキャストの「神回」を登録できるウェブサービス『ポッドキャストペディア』を公開[22]。
  • 2023年
    • 9月 - 博報堂DYメディアパートナーズと、デジタル音声広告事業推進のための資本業務提携を発表[23]。


2018年までは「京橋ファクトリー」の社名でウェブメディア事業を行っており、2018年から2019年にデジタル音声広告事業を開始するまでの1年間は、スマートスピーカー上での音声広告と機械学習やディープラーニングによる音声合成の研究開発を行っていた[24]。

提供サービス

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ポッドキャストオーディオアド
ポッドキャスト広告の音声アドネットワークとして「ポッドキャストオーディオアド」を提供。
Radiolyze（ラジオライズ）
データを活用したラジオCM出稿のプランニング及び効果検証サービスとして「Radiolyze（ラジオライズ）」を提供。
Audio Ad Manager（オーディオアドマネージャー）
音声アプリや音声サービスに音声広告配信を実現するテクノロジー「Audio Ad Manager（オーディオアドマネージャー）」を提供。アドサーバーとSSPにより、音声サービスの中に広告枠の実装・運用型広告を実現可能。
ポッドキャストランキング
日本の主要ポッドキャストアプリの人気ランキングをまとめて掲載する「ポッドキャストランキング」を提供。
ポッドキャストペディア
ポッドキャストの『神回&おすすめ回』をリスナーが登録・検索できるWebサイト、「ポッドキャストランキング」を提供。

制作番組

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  • オトナル原口大輝のエスケープジャーニー[25]（FM大阪、2024年9月7日 - 、毎週土曜日20:30 - 21:00）

社名の由来

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社名の由来は、

  • 「音が鳴る」-音声によるライフスタイル変革
  • 「オートになる」- データとAIによる自動化・効率化
  • 「大人になる」- 大人になる次世代に向けた価値創造

という3つの意味から[26]。

関連項目

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  • 原口大輝 - 元静岡放送アナウンサーで2023年3月退社後、オトナル所属の社員となる傍らでフリーアナウンサーとしても活動し、前述の制作番組に出演する。

脚注

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[脚注の使い方]
  1. ^ “オトナル、デジタル音声広告サービス『Otonal Audio Ads』を提供開始”. Media Innovation (2021年10月26日). 2021年10月30日閲覧。
  2. ^ “オトナルがポッドキャスト広告のアドネットワークの提供開始”. 日経クロステック (2021年6月10日). 2021年10月30日閲覧。
  3. ^ “オトナルと米国Podsightsが提携　ポッドキャスト内広告や企業ポッドキャストの効果を計測可能に”. MarkeZine (2021年2月1日). 2021年10月30日閲覧。
  4. ^ “オトナル、リスナーのシチュエーションを推定するユーザー行動解析SDK「NumberEight」を販売開始”. Media Innovation (2022年3月29日). 2022年4月30日閲覧。
  5. ^ “オトナル、ラジオ広告の可視化とデジタル連携を実現する広告出稿ソリューション「Radiolyze」の提供を開始”. Media Innovation (2022年10月20日). 2023年10月1日閲覧。
  6. ^ “博報堂DYMP、デジタル音声広告を開拓 オトナルに出資”. 日本経済新聞 (2023年9月19日). 2023年10月1日閲覧。
  7. ^ “朝日新聞社 、オトナルと共同でポッドキャスト国内利用実態を調査”. 朝日新聞社 (2021年1月27日). 2021年10月30日閲覧。
  8. ^ “音声広告のオトナル、人気ポッドキャスト番組200位を掲載した『ポッドキャストランキング』を公開。毎日の変動推移も確認可能。”. ASCII.jp (2020年10月8日). 2021年10月30日閲覧。
  9. ^ “Podcastの「神回」がわかる！『ポッドキャストペディア』登場　リスナーによるオススメ機能搭載”. ラジトピ ラジオ関西トピックス (2022年10月28日). 2022年10月28日閲覧。
  10. ^ “株式会社オトナル企業沿革”. オトナル (2013年9月6日). 2021年10月30日閲覧。
  11. ^ “ウェブメディア「ビール女子」を新事業として運営開始へ”. valuepress (2014年7月22日). 2021年10月30日閲覧。
  12. ^ “「ビール女子」、事業買収　ココラブルが京橋ファクトリーから譲受”. 食品産業新聞社ニュースWEB (2018年3月8日). 2021年10月30日閲覧。
  13. ^ “京橋ファクトリー、国内初のプロアナウンサーによるスマートスピーカー向け音声＆広告コンテンツ制作サービス「クラウドスタジオ」を開始”. 日刊工業新聞オンライン (2018年7月2日). 2021年10月30日閲覧。
  14. ^ “株式会社京橋ファクトリーは、2018年9月14日より『株式会社オトナル（英文表記：otonal Inc.）』へ社名を変更いたしました”. オトナル (2018年9月14日). 2021年10月30日閲覧。
  15. ^ “オトナル、Spotify向け音声広告の制作＆配信サービスを開始”. MarkeZine (2019年5月16日). 2021年10月30日閲覧。
  16. ^ “朝日新聞社 、オトナルと共同でポッドキャスト国内利用実態を調査”. 朝日新聞社 (2021年1月27日). 2021年10月30日閲覧。
  17. ^ “オトナルと米国Podsightsが提携　ポッドキャスト内広告や企業ポッドキャストの効果を計測可能に”. MarkeZine (2021年2月1日). 2021年10月30日閲覧。
  18. ^ “オトナルがポッドキャスト広告のアドネットワークの提供開始”. 日経クロステック (2021年6月10日). 2021年10月30日閲覧。
  19. ^ “オトナル、人気ポッドキャスターが広告を読み上げるホットリード広告を提供　広告効果が平均50％増に”. CreatorZine (2022年3月29日). 2022年4月30日閲覧。
  20. ^ “オトナル、リスナーのシチュエーションを推定するユーザー行動解析SDK「NumberEight」を販売開始”. Media Innovation (2022年3月29日). 2022年4月30日閲覧。
  21. ^ “音声メディアの広告マネタイズをサポート　オトナル、音声メディア向けアドサーバー・SSPの提供開始”. MarkeZine (2022年6月6日). 2022年12月24日閲覧。
  22. ^ “Podcastの「神回」がわかる！『ポッドキャストペディア』登場　リスナーによるオススメ機能搭載”. ラジトピ ラジオ関西トピックス (2022年10月28日). 2022年10月28日閲覧。
  23. ^ “博報堂DYMP、デジタル音声広告を開拓 オトナルに出資”. 日本経済新聞 (2023年9月19日). 2023年10月1日閲覧。
  24. ^ “AI技術を学び実践できるインターンシッププログラムを開始”. MM総研 (2019年3月26日). 2021年10月30日閲覧。
  25. ^ “オトナル、FM大阪でラジオ番組「オトナル原口大輝のエスケープジャーニー」を放送開始”. 株式会社オトナル. 2024年9月24日閲覧。
  26. ^ “株式会社京橋ファクトリーは、2018年9月14日より『株式会社オトナル（英文表記：otonal Inc.）』へ社名を変更いたしました”. オトナル (2018年9月14日). 2021年10月30日閲覧。

外部リンク

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