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オドリコソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オドリコソウ
2008年5月 福島県会津地方 
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク上類 Superasterids
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : シソ類 Lamiids
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
亜科 : オドリコソウ亜科 Lamioideae
: オドリコソウ属 Lamium
: Lamium album
変種 : オドリコソウ
L. a. var. barbatum
学名
Lamium album L. var. barbatum (Siebold et Zucc.) Franch. et Sav.[1][2]
シノニム
  • Lamium barbatum Siebold et Zucc.[3]
和名
オドリコソウ(踊子草)

オドリコソウ(踊子草、続断[4]、学名:Lamium album var. barbatum[1][2])は、シソ科オドリコソウ属多年草[2][5]

基本種は、タイリクオドリコソウ(Lamium album var. album[6]

分布と生育環境

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北海道、本州、四国、九州(及び朝鮮半島中国)に分布し、野山や野原、半日陰になるような道路法面に群生する[2]

特徴

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高さは30-50cmくらいになる。は対生し[7]、その形は卵状3角形から広卵形で上部の葉は卵形で先がとがり、縁は粗い鋸歯状になり、基部は浅心形で葉柄がある[2]

花期は4~6月、唇形で上唇は兜型、下唇は突き出して先端は2つに分かれた、白色またはピンク色ので、数個輪生状態になって茎の上部の葉腋に数段につける[2]。花のつき方が、笠をかぶった踊り子達が並んだ姿に似る[2]

花の基部に蜜があり、観察実験の材料ともなる[8]

近縁種

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画像

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名前の由来

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和名オドリコソウは、「踊子草」の意で、花が輪生したようすが、笠をかぶって踊る踊子に似ていることによる[11][12]

種小名 album は、「白色の」の、変種名 barbatum は、「芒のある」「ひげの生えた」の意味[11]

脚注

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  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList:オドリコソウ
  2. ^ a b c d e f g h 『日本の野生植物』 (1999)、p.91
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList : オドリコソウ synonym
  4. ^ 『日本難訓難語大辞典』遊子館、2007年1月。 
  5. ^ 小林義雄 著、相賀徹夫 編『万有百科大事典 19 植物』1972年。 
  6. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList:タイリクオドリコソウ
  7. ^ a b 『日本の野生植物』 (1999)、p.90
  8. ^ 日本科学協会 科学実験データベース「管理番号670 オドリコソウの蜜を味わおう」
  9. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList:ヒメオドリコソウ
  10. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList:ホトケノザ
  11. ^ a b 『新牧野日本植物圖鑑』p.643, p.1317, p.1319
  12. ^ 『改訂新版 日本の野生植物 5』p.126

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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