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オナガゴーラル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オナガゴーラル
オナガゴーラル
オナガゴーラル Naemorhedus caudatus
保全状況評価[a 1][a 2]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ウシ目 Artiodactyla
亜目 : ウシ亜目 Ruminantia
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ヤギ亜科 Caprinae
: ゴーラル属 Naemorhedus
: オナガゴーラル N. caudatus
学名
Naemorhedus caudatus
(Milne-Edwards, 1867)
和名
オナガゴーラル
英名
Long-tailed goral

オナガゴーラルNaemorhedus caudatus)は、ウシ科に属する偶蹄類。別名チョウセンカモシカ(朝鮮羚羊)[1][2]

分布

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大韓民国中華人民共和国北東部、朝鮮民主主義人民共和国ロシア南東部[1][2][a 2]

形態

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体長90-135cm、尾長11-20cm、肩高60-81cm、体重30-48kg、角長13cm[1][2][3]。尾が長く、伸長した体毛の先端が踵に達する[1]。種小名 caudatus は「尾の」の意。背面の正中線上の体毛が伸長し、特に頸部と肩部では顕著で鬣状になる[1][2] 。全身の毛衣は灰褐色や黄褐色で、後頭部から尾基部にかけて正中線上に沿って黒褐色の縦縞が入る[1][2]。鼻面の毛衣は暗褐色や黒で、喉の毛衣は白い[1]。四肢の毛衣は灰褐色や暗灰褐色で、明瞭な暗色斑が入らない[1]。尾背面の毛衣は灰褐色や黄褐色、黒で、尾腹面は白い[1][2]。尾先端に房状に伸長する体毛は白い個体もいる[1][2]

分類

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ゴーラルの亜種とする説もある[1][2]

生態

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山地にある森林に生息する[1][2]。小規模な群れを形成し生活する[2]

食性は植物食で、、木の葉、果実などを食べる[2]

繁殖形態は胎生。秋季に交尾し、妊娠期間は6-8か月[2]。1回に1-2頭の幼獣を産む[2]。生後3年で性成熟する[2]

人間との関係

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生息地では食用とされたり毛皮が利用され、内臓が薬用になると信じられている[2]

開発による生息地の破壊、食用や薬用、毛皮用の乱獲などにより生息数が減少している[2]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 今泉吉典監修 『世界の動物 分類と飼育7 (偶蹄目III)』、東京動物園協会1988年、93-94頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社2000年、156頁。
  3. ^ Long-tailed Goral (Nemorhaedus caudatus)

外部リンク

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  1. ^ CITES homepage
  2. ^ a b The IUCN Red List of Threatened Species
    • Duckworth, J.W., MacKinnon, J. & Tsytsulina, K. 2008. Naemorhedus caudatus. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.2.