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オナガザル科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オナガザル科
ダイアナモンキー
ダイアナモンキー Cercopithecus diana
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 霊長目 Primates
亜目 : 直鼻亜目 Haplorrhini
下目 : 真猿型下目 Simiiformes
小目 : 狭鼻小目 Catarrhini
上科 : オナガザル上科
Cercopithecoidea Gray, 1821
: オナガザル科 Cercopithecidae
学名
Cercopithecidae Gray, 1821[1]
和名
オナガザル科[1][2][3]

オナガザル科(オナガザルか、Cercopithecidae)は、霊長目に分類される。別名旧世界ザル狭鼻猿[2][4]

形態

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歯列は門歯が上下4本、犬歯が上下2本、小臼歯が上下4本、大臼歯が上下6本の計32本[2]。大臼歯には咬頭が4つあり、前方の咬頭と後方の咬頭が側面で繋がり稜歯となる[2]。臀部に角質部(尻だこ)がある[1][2]

分類

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ヒト上科とは3600 - 2700万年前または3800 - 2500万年前に分岐したと推定されている[5]。オナガザル亜科とコロブス亜科の分岐年代は、1620 - 1450万年前や1800 - 1100万年前などの説がある[5]

以下の現生種の分類・和名・英名は日本モンキーセンター霊長類和名編纂ワーキンググループ(2018)に従う[3]

オナガザル科の分布

出典

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  1. ^ a b c 岩本光雄「サルの分類名(その2:オナガザル,マンガベイ,ヒヒ)」『霊長類研究』第2巻 1号、日本霊長類学会、1986年、76 - 88頁。
  2. ^ a b c d e 河合雅雄 「森林で適応拡散したサル類のなかで、オナガザル類は熱帯雨林からサバナまで生活の場を広げた。」『動物たちの地球 哺乳類I 7 ニホンザル・ゲラダヒヒほか』第8巻 43号、朝日新聞社、1992年、202 - 204頁。
  3. ^ a b 日本モンキーセンター霊長類和名編纂ワーキンググループ 「日本モンキーセンター 霊長類和名リスト 2018年11月版」(公開日2018年12月16日・2021年7月22日閲覧)
  4. ^ 岩本光雄「サルの分類名(その1:マカク)」『霊長類研究』第1巻 1号、日本霊長類学会、1985年、45 - 54頁。
  5. ^ a b 中務真人・國松豊 「アフリカの中新世旧世界ザルの進化:現生ヒト上科進化への影響」『Anthropological Science (Japanese Series)』第120巻 2号、日本人類学会、2012年、99 - 119頁。

関連項目

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  • Girneys英語版 ‐出産シーズン前後の雌が他の血縁関係のないメスと子供にかける交流を持ちかける鳴き声。