オビツ製作所
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒125-0042 東京都葛飾区金町4丁目14番8号 |
設立 | 1970年5月1日 |
業種 | その他製品 |
法人番号 | 2011801000870 |
事業内容 | プラスチック成形玩具・文房具の製造・販売 |
代表者 | 尾櫃充代(代表取締役) |
資本金 | 1,100万円(1986年7月) |
発行済株式総数 | 2万2,000株 |
従業員数 | 30人(2012年現在) |
決算期 | 毎年4月 |
外部リンク | http://www.obitsu.co.jp/ |
株式会社オビツ製作所(Obitsu Plastic Manufacturing Co., Ltd.)は、プラスチック成形玩具・文房具の製造・販売を行う日本の企業。本社は東京都葛飾区。
沿革
[編集]1966年11月1日、個人として葛飾区に創業。当初は玩具・文具類の輸出向け製造販売を行っていた[1]。事業の拡大に伴い、1970年5月1日、株式会社として法人化。当時の通産省から輸出貢献企業として、1970年と1971年の2度表彰されている[1]。1976年に本社第一社屋建築、以降現在地にて営業。
その後、輸出向けのみならず国内市場に向けて各種プラスチック製品の製造販売を手がけるようになる。2004年には、後述するオビツボディで第16回中小企業優秀新技術・新製品賞を受賞[2]。2009年に葛飾ブランド「葛飾町工場物語」認定品として葛飾区長と東京商工会議所葛飾支部会長から認定され[3]、2011年には東京都産業労働局の「東京都地域中小企業応援ファンド」助成対象事業第6号として採択された[4]。
創業以来、全製品を日本国内で生産している[5]。
主な製品
[編集]ソフトビニール玩具、フィギュア、ガレージキット、キーホルダー、ストラップ、貯金箱など様々なプラスチック成形製品を製造している[6]。特にスラッシュ成形と呼ばれる製法により精巧さとコスト競争力を確保している[5][7]。
創業時より一貫して生産している商品としてキューピー人形があり、「オビツキューピー」と呼ばれている[8]。2012年現在、オリジナル製品としては「オビツドールシリーズ」、「オビツソフビ」、「フィギュアサプライ」のシリーズを展開している。
オビツドールシリーズ
[編集]同社の人形素体は、2012年現在同社の主力商品であり、日本のカスタマイズドールにおける定番の素体のひとつとなっている。射出成形による硬質樹脂の骨格にスラッシュ成形による軟質樹脂の表皮をまとった構造をしており、関節が可動し自由なポーズが取れる。足裏に磁石を備え、なおかつ関節が十分な強度と保持力をもつことにより、胴体を支えるための補助スタンドなしで立つことができる世界初の人形である[5]。
救助訓練用特殊マネキン
[編集]東京都地域中小企業応援ファンド助成対象事業として東京都および東京都中小企業振興公社の助成を受けて開発しているもの。「人体の各部重量が人間と同等で主要な関節と首が曲がり、外皮が人体に近い柔軟性を保持する」ことを特徴としており、同社のプラスチック成形技術を有効活用したものである[4]。
出典
[編集]- ^ a b 『沿革』オビツ製作所 。2012年10月14日閲覧。
- ^ 「第16回「中小企業優秀新技術・新製品賞」受賞技術・製品一覧」『新技術・新製品表彰事業』りそな中小企業振興財団 。2012年10月14日閲覧。
- ^ “葛飾ブランド「葛飾町工場物語」認定品紹介 第3回・2009年度”. 葛飾ブランド「葛飾町工場物語」. 2022年1月3日閲覧。
- ^ a b 産業労働局『「東京都地域中小企業応援ファンド」助成対象事業“第6号”(22事業)が決定しました。』東京都、2011年9月1日 。
- ^ a b c 「高付加価値の国産人形にこだわる[オビツ製作所]」『元気印中小企業』、独立行政法人中小企業基盤整備機構、2004年6月2日 。
- ^ 『制作事例』オビツ製作所 。2012年10月15日閲覧。
- ^ 『スラッシュ成形製造工程』オビツ製作所 。2012年10月14日閲覧。
- ^ 『オビツキューピーって?』オビツ製作所 。2012年10月15日閲覧。
参考文献
[編集]- 日比 恆明「全国縦断 ニッチのつわもの(最終回)オビツ製作所 旧式技術が葛飾を救う 下町工場社長の心意気」『日経ベンチャー』第240号、日経BP、66-69頁、2004年9月。
- 「ドクソー注目企業(10)株式会社オビツ製作所」『発明』第103巻、第10号、発明協会、20-22頁、2006年10月。
- 「我が社はこの商品だけで食ってます!! (第6回)オビツ製作所のフィギュアボディ」『ビジネスアスキー』第33巻、第4号、アスキー・メディアワークス、112-115頁、2009年4月。