オブザヴェーション・アイランド (ミサイル追跡艦)
艦歴 | |
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発注 | 1951年6月1日(商船として) |
進水 | 1953年8月15日 |
就役 | 1958年12月15日 |
一時退役 | 1972年1月1日 |
再就役 | 1977年7月1日 |
退役 | 2014年3月31日 |
性能諸元 | |
排水量 | 17,015トン |
全長 | 172m |
全幅 | 23.2m |
吃水 | 8.7m |
機関 | 蒸気タービン 1基1軸 19,250馬力 |
最大速 | 20ノット |
航続距離 | |
乗員 | 兵員・技術者 約50名 民間人 66名 |
兵装 | なし |
航空機 | なし |
オブザヴェーション・アイランド (USNS Observation Island, T-AGM-23) はアメリカ海軍海上輸送司令部が運用していたミサイル追跡艦。
概要
[編集]C4-S-1標準型(マリナー型)貨物船の一隻として1953年8月に進水した商船・エンパイア・ステート・マリナー (Empire State Mariner) を前身とし、それを改装したものである。1956年9月にアメリカ海軍が取得し、オブザヴェーション・アイランドと命名され、1958年に弾道ミサイルの試験艦として就役した。1972年から1977年にかけては保管艦としてノーフォークにあった。1977年に海上輸送司令部に移管され、ミサイル追跡艦・T-AGM 23として運用されることとなった。
艦の特徴として、大型のレーダーを複数、搭載していることがあげられる。2006年時点において、艦橋上部にレドーム2基を搭載、艦中央後よりに大型のパラボラアンテナ、後部甲板にコブラジュディ・フェーズドアレイレーダー (AN/SPQ-11) を搭載していた。
2000年代においては、北朝鮮の弾道ミサイル開発を監視するために、日本近海を遊弋していることも多かった。
2012年12月、北朝鮮は「人工衛星」と称する弾道ミサイルの発射を予告した。これに対し米国海軍は黄海に艦艇を展開させ不測の事態に備えた。「オブザヴェーション・アイランド」はイージス艦4隻と共にミサイル発射予告の初日に当たる12月10日までに当該海域に配備された。他に海上自衛隊からイージス艦3隻、大韓民国海軍から2隻を加えた10隻態勢で臨んだ[1]。ミサイルは同月12日に発射された。
本艦は2014年3月に退役となった。後継として「ハワード・O・ローレンツェン (T-AGM-25)」が建造され、2012年1月10日にその任務は引き継がれた。
脚注
[編集]- ^ gooニュース 10日から北ミサイル発射の予告期間 米イージス艦が黄海へ 日米韓で10隻態勢 2012年12月9日