オリオン・マシーン
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トロンボーン協奏曲『オリオン・マシーン』Op.55は、は、吉松隆が1992年から1993年にかけて作曲した作品。
概要
[編集]トロンボーン奏者箱山芳樹のために書かれた作品であり、1993年4月15日に箱山の独奏と外山雄三指揮日本フィルハーモニー交響楽団により初演された。当初は、トロンボーンを司祭になぞらえたミサを思い描いていたが、ある晩観測したオリオン座に、マシーンになぞらえたトロンボーンを融合させるという構想を思いつき、この曲が生まれる発端になった。
楽器編成
[編集]全体はオリオン座を模した配置になっており、ピアノ、ハープ、打楽器を三つ星に、オーケストラをオリオン座とマシーンになぞらえている。
解説
[編集]オリオン座の四ツ星と三ツ星をテーマにした5楽章で構成されており、全曲は切れ目なく演奏される。
- 第1楽章「ベテルギウス」
- 第2楽章「ベラトリクス」
- 第3楽章「悲歌と歪んだワルツ」
- 第4楽章「サイフ」
- 第5楽章「リゲル」