オリガ・グレボヴナ
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オリガ・グレボヴナ Ольга Глебовна | |
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称号 | クルスク公妃 |
出生 |
12世紀 |
配偶者 | クルスク公フセヴォロド・スヴャトスラヴィチ |
子女 | スヴャトスラフ |
家名 | リューリク家 |
父親 | ペレヤスラヴリ公グレプ |
オリガ・グレボヴナ(ロシア語: Ольга Глебовна、生没年不明)は、12世紀後半のクルスク公妃(フセヴォロド・スヴャトスラヴィチの妻)である。ペレヤスラヴリ公グレプの娘。
オリガは1154年以降に、クルスク公兼トルブチェフスク公のフセヴォロドと結婚した。『イーゴリ軍記』中では父称で呼ばれ、夫のフセヴォロドが、ポロヴェツ族との戦闘において、富や地位、故郷、そして愛しのグレボヴナをも忘れて奮迅している様を『イーゴリ軍記』の語り手が賞賛する場面がある[1]。
フセヴォロドとの結婚において、後のトルブチェフスク公スヴャトスラフを産んだ[注 1]。
脚注
[編集]注釈
出典
- ^ 中村喜和訳 『イーゴリ軍記』 //『ロシア中世物語集』p212
参考文献
[編集]- Творогов О. В. На ком были женаты Игорь и Всеволод Святославичи? // ТОДРЛ. 1993. Т. 48. С. 48—51.
- Славянская энциклопедия. Киевская Русь — Московия: в 2 т. / Автор-составитель В. В. Богуславский. — М.: ОЛМА-ПРЕСС, 2001. — Т. 2.
- 中村喜和 訳 『イーゴリ軍記』 // 中村喜和編 『ロシア中世物語集』 筑摩書房、1985年