オリーブ銅鉱
この項目「オリーブ銅鉱」は翻訳されたばかりのものです。不自然あるいは曖昧な表現などが含まれる可能性があり、このままでは読みづらいかもしれません。(原文:en:Olivenite) 修正、加筆に協力し、現在の表現をより自然な表現にして下さる方を求めています。ノートページや履歴も参照してください。(2017年7月) |
オリーブ銅鉱 | |
---|---|
分類 | ヒ酸塩鉱物 |
シュツルンツ分類 | 8.BB.30 |
Dana Classification | 41.06.06.01 |
化学式 | Cu2AsO4OH |
結晶系 | 単斜晶 |
対称 | P21/n |
晶癖 | 繊維状、ブドウ房状、腎臓状、顆粒状、土状、塊状 |
双晶 | {010} |
へき開 | {101} {110} 不明瞭 |
断口 | 貝殻状断口もしくは不規則 |
モース硬度 | 3 |
光沢 | 金剛光沢もしくはガラス光沢、繊維状の場合は真珠光沢もしくは絹糸光沢 |
色 | オリーブ色から黄色、褐色、灰緑色、灰白色 |
条痕 | オリーブ色から褐色 |
透明度 | 半透明もしくは不透明 |
比重 | 4.46 |
光学性 | 二軸性 (+/-) |
屈折率 | nα = 1.747 - 1.780 nβ = 1.788 - 1.820 nγ = 1.829 - 1.865 |
複屈折 | δ = 0.082 - 0.085 |
多色性 | 薄緑色(英: Weak green)[訳語疑問点]と黄色 |
光軸角 2V | 測定値: 80° to 90° 計算値: 46° to 84° |
分散 | 強く r > v または r < v |
文献 | [1][2][3][4] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
オリーブ銅鉱(オリーブどうこう、英: Olivenite)は、化学式Cu2(AsO4)(OH)の銅ヒ酸塩鉱物。単斜晶系[1]である。
概要
[編集]多くの場合、針状晶癖の球状凝集体(英: globular aggregates )[訳語疑問点]としてみられ、しばしば柔らかい光沢を持つ。またドーム状末端を持つ単純な柱状晶癖の小さな輝く結晶中にみられることもある。層構造や軟質な土状で産出することもある。
1786年にマルティン・ハインリヒ・クラプロートにより化学組成から"arseniksaures kupfererz"と命名され、1789年にアブラハム・ゴットロープ・ウェルナーがオリーブ色が多いことにちなみ"Olivenerz"と改名。1820年にロバート・ジェイムソンが現在の名称に改めた[2]。しかし実際には、黒みがかった緑色から、細かい繊維状の集合体(木銅鉱、英: woodcopper)でみられる白色まで幅がある。
オリーブ銅鉱はコーンウォール・カーハラックが模式地であり、同じくセント・デイ地区の銅山の奥地において、褐鉄鉱や石英に混ざってある程度に見られた。またレッドラス近郊やユタ州ティンティック鉱山地区でも豊富に見られた。銅鉱石と硫砒鉄鉱が酸化することで生成するため、このような銅山ではオリーブ銅鉱を副次的に産出した。
オリーブ銅鉱のヒ素はリンにより部分的に置換される。完全にリンに置換すると燐銅鉱(Cu2PO4(OH))となる。燐銅鉱はスロバキアのリベテン(現在のバンスカー・ビストリツァ県Ľubietová)でオリーブ銅鉱に類似した結晶として発見され、コーンウォールでも少量産出する。他の近縁種としては、アダム鉱(Mn2AsO4(OH))やイヴ鉱(Zn2AsO4(OH))が挙げられる。
オリーブ銅鉱グループ
[編集]出典
[編集]- ^ a b “Handbook of Mineralogy”. Mineral Data Publishing, version 1. 11 October 2009閲覧。
- ^ a b https://www.mindat.org/min-2981.html Mindat
- ^ https://webmineral.com/data/Olivenite.shtml Webmineral data
- ^ “OLIVENITE (Copper Arsenate Hydroxide)”. Amethyst Galleries, Inc.. 2017年7月10日閲覧。