オン・ザ・カウント・オブ・スリー
オン・ザ・カウント・オブ・スリー (日本語タイトル未定) | |
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On the Count of Three | |
監督 | ジェロッド・カーマイケル |
脚本 |
アリ・カッチャー ライアン・ウェルチ |
製作 |
アリ・カッチャー デヴィッド・キャリコ ジェイク・デンセン ジャック・パーカー アダム・ポールセン ジミー・プライス トム・ワーナー |
製作総指揮 |
マイケル・ベイカー タイソン・ビッドナー クリストファー・ストーラー Pete Dakich ライアン・ウェルチ |
出演者 |
ジェロッド・カーマイケル クリストファー・アボット ティファニー・ハディッシュ J・B・スムーヴ |
音楽 | オーウェン・パレット |
撮影 | マーシャル・アダムス |
編集 | トム・イーグルス |
製作会社 |
アンナプルナ・ピクチャーズ オライオン・ピクチャーズ ヴァルパライソ・ピクチャーズ ワーナー・エンターテインメント モーニングサイド・エンターテインメント フロント・ポーチ・ピクチャーズ |
配給 | ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング |
公開 | 2022年5月13日 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $54,515[1] |
『オン・ザ・カウント・オブ・スリー』(原題: On the Count of Three)は、2021年に公開されたアメリカ合衆国のコメディ映画である。監督・主演はジェロッド・カーマイケルが務めた。本作はカーマイケルの映画監督デビュー作でもある。
概略
[編集]恋人のナターシャと破局してからというもの、ヴァルはうつ状態に苦しんでいた。そして、ついには精神を病んでいた親友、ケヴィンと一緒に自殺することにした。お互いに銃を突きつけ、3つ数えた後に引き金を引こうとした瞬間、とっさにケヴィンが身を翻した。どういうつもりだと咎めるヴァルに対し、ケヴィンは「どうせ死ぬなら、今日のうちにやりたいことをやってから死にたい」と主張した。それももっともだと思ったヴァルはケヴィンと共に町へ繰り出すが、その過程でナターシャが自分の子を妊娠していることを知る。
ヴァルの中に生きたいという気持ちが芽生える一方、ケヴィンの自殺への意志が揺らぐことはなかった。2人の溝は徐々に開き始め、やがて決定的な局面を迎える。
キャスト
[編集]- ヴァル:ジェロッド・カーマイケル
- ケヴィン:クリストファー・アボット
- ナターシャ:ティファニー・ハディッシュ
- リンデル:J・B・スムーヴ
- ブレナー博士:ヘンリー・ウィンクラー
- ドニー:ラヴェル・クロフォード
- ワイアット:ジャレッド・アブラハムソン
製作
[編集]2019年6月3日、ジェロッド・カーマイケルが監督デビュー作の製作を進めており、クリストファー・アボットと共に出演する予定だと報じられた[2]。11月18日、ヘンリー・ウィンクラー、ティファニー・ハディッシュ、J・B・スムーヴ、ラヴェル・クロフォードの起用が発表された[3]。同月、本作の主要撮影がカナダのオタワで始まった[3]。2021年1月4日、オーウェン・パレットが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[4]。
公開・マーケティング・興行収入
[編集]2021年1月29日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映され[5]、アリ・カッチャーとライアン・ウェルチがウォルド・ソルト脚本賞を受賞した[6]。2月12日、アンナプルナ・ピクチャーズが本作の全米配給権を獲得し、ユナイテッド・アーティスツ・リリーシングを通して配給すると報じられた[7]。2022年4月27日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[8]。5月13日、本作は全米19館で封切られ、公開初週末に3万6822ドル(1館当たり1938ドル)を稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場22位となった[9]。
評価
[編集]本作は批評家から高く評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには98件のレビューがあり、批評家支持率は86%、平均点は10点満点で7.2点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『オン・ザ・カウント・オブ・スリー』は出来栄えに斑がある作品ではある。しかし、同作の主演と監督を兼ねるジェロッド・カーマイケルは人間ドラマとダークコメディを大胆にもミックスしようと試み、それは大方成功していると言える。」となっている[10]。また、Metacriticには24件のレビューがあり、加重平均値は74/100となっている[11]。
出典
[編集]- ^ “On the Count of Three (2022)”. The Numbers. 2022年5月30日閲覧。
- ^ “Exclusive: Quentin Tarantino Working with Jerrod Carmichael on 'Django/Zorro' Movie”. Collider (2019年6月3日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ a b “Jerrod Carmichael, Christopher Abbott Lead Ensemble Cast In ‘On The Count Of Three’ For Valparaiso & Tom Werner’s Werner Entertainment”. Deadline.com (2019年11月18日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ “Owen Pallett Scoring Jerrod Carmichael’s ‘On the Count of Three’”. Film Music Reporter (2021年1月4日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ “Sundance Film Festival Lineup Features 38 First-Time Directors, Including Rebecca Hall and Robin Wright”. Variety (2020年12月15日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ “2021 Sundance Film Festival Awards Announced”. Sundance Institute (2021年2月2日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ “Annapurna Pictures Lands Jerrod Carmichael’s Sundance Prize Winner ‘On The Count Of Three’; Near $2M For NA Rights”. Deadline.com (2021年2月12日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ “ON THE COUNT OF THREE Official Red Band Trailer”. YouTube (2022年4月27日). 2022年5月16日閲覧。
- ^ “Domestic 2022 Weekend 19/May 13-15, 2022”. Box Office Mojo. 2022年5月30日閲覧。
- ^ “On the Count of Three”. Rotten Tomatoes. 2022年5月30日閲覧。
- ^ “On the Count of Three (2021)”. Metacritic. 2022年5月30日閲覧。