オーストラリア政府印刷サービス
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オーストラリア政府印刷サービス(オーストラリアせいふいんさつサービス、英語: Australian Government Publishing Service (AGPS))は、オーストラリア政府の出版事業を1970年から1997年にかけて独占的に担っていた出版および印刷の事業体。政府刊行物の小売販売も担っており、すべての州の州都に店舗を構えていた[1][2]。
ほかにも、各種のマニュアル類や、出版についての出版物などを手がけていた。
廃止
[編集]1997年、AGPSの製造部門は、連邦政府印刷局 (the Commonwealth Government Printing Office) を含め、すべて廃止された。事業はカンプリント・コミュニケーションズ (CanPrint Communications Pty Ltd.) に売却された。
この売却以降、政府刊行物の印刷、出版、流通は、個々の政府部局がそれぞれ責任を負うようになった[3]。
AGPSの施設のごく一部は、当時、後継組織として、新たに再編された財務省の一部を成した、オースインフォ (AusInfo) に引き継がれた[4]。
脚注
[編集]- ^ Australian Government Publishing Service (1992), Australian Government Publishing Service : all systems go, Australian Govt. Pub. Service 2012年2月12日閲覧。
- ^ Australian Government Publishing Service (1985), Monthly catalogue, Australian Govt. Pub. Service 2012年2月12日閲覧。
- ^ “Publications”. Australian Government. 2018年8月19日閲覧。
- ^ Clayton, Peter (1998). “AGPS is dead: long live AusInfo?”. inCite (June): 15 2014年7月23日閲覧。.