オーストラリア潜水艦庁
Australian Submarine Agency | |
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組織の概要 | |
設立年月日 | 2023年7月1日 |
管轄 | オーストラリア連邦 |
本部所在地 | キャンベラ, オーストラリア首都特別地域, オーストラリア |
人員 | 350 (1 July 2023)[1] |
監督大臣 | |
行政官 |
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上位組織 | 国防省 |
ウェブサイト | www |
オーストラリア潜水艦庁 (正式名称 : The Australian Submarine Agency, 略称 : ASA)は、原子力潜水艦タスクフォース (Nuclear-Powered Submarine Task Force, NPSTF)を前身とするオーストラリア政府の官庁である。オーストラリア・イギリス・アメリカの三国間軍事同盟であるAUKUSが設立されたことを受け、その同盟の柱であるオーストラリアの原子力潜水艦導入・維持管理・廃棄に係る業務を管掌する。潜水艦庁は国防省の外局として、また連邦政府省庁 (non-corporate Commonwelth entity, 法人格を有しない省庁。) として設置された。職員は文官・武官の両方が含まれ、イギリス人・アメリカ人を含む680名が在籍している。
潜水艦取得
[編集]潜水艦庁の目的はオーストラリアへの原子力潜水艦導入である。AUKUSを通じて、アメリカからバージニア級原子力潜水艦を3隻、イギリスと共同開発する新造のAUKUS級原子力潜水艦を5隻導入予定である。アメリカから導入予定の潜水艦として、デラウェア (USS Delaware, SSN-791)およびニュージャージー (USS New Jersey, SSN-796)の既存潜水艦が目されており、残りの1隻は建造中である。[2]
AUKUS級原子力潜水艦は、現役のコリンズ級潜水艦を置き換える形で配備される予定である[3]。
潜水艦の建造
[編集]潜水艦はオーストラリア南部アデレード近郊の都市、オズボーンにあるオズボーン海軍造船所が原子力潜水艦建造の候補地として期待されている[4]。建造にあたっては、イギリスの防衛企業BAEシステムズ・サブマリンズが参画する[5]。
脚注
[編集]- ^ Department of Defence. Launch of the Australian Submarine Agency.
- ^ “Australian Submarine Agency Commences Operations”. www.navalnews.com (1 July 2023). 2 July 2023閲覧。
- ^ “Subscribe to read | Financial Times”. web.archive.org (2023年5月13日). 2024年4月24日閲覧。
- ^ “Press conference – Parliament House, Canberra”. Department of Defence Ministers (14 March 2023). 16 March 2023閲覧。
- ^ "BAE Systems to play a key role in the delivery of AUKUS submarines". BAE Systems (Press release). 13 March 2023. 2023年3月14日閲覧。