オーストリア連邦鉄道3071形蒸気動車
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オーストリア連邦鉄道3071形蒸気動車 | |
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3071形蒸気動車 | |
基本情報 | |
運用者 | オーストリア連邦鉄道 |
製造所 | フロリドスドルフ機関車工場 |
製造年 | 1935年 - 1938年 |
製造数 | 20両 |
運用終了 | 1968年 |
主要諸元 | |
軸配置 | 1B1 |
軌間 | 1,435 mm |
長さ | 11.2 m |
運転整備重量 | 44.8 t |
動輪径 | 1,450 mm |
従輪径 | 870 mm |
シリンダ (直径×行程) | 290 × 570 mm |
弁装置 | レンツ式 |
火格子面積 | 0.83m2 |
燃料 | 石炭 |
燃料搭載量 | 1.76 t |
水タンク容量 | 6.0 m3 |
最高速度 | 100 km/h |
オーストリア連邦鉄道3071形蒸気動車とは、運転室の背後に大きな荷物積載スペースを設けたタンク式蒸気機関車である。旧スロバキア鉄道(SŽ)は1940年に同形車M 273.1を購入した。
旧オーストリア連邦鉄道(BBÖ)が、1935年から1938年にかけてウィーンのフロリドスドルフ機関車工場から20両を購入した。1935年にBBÖに納入された最初の10両は、DT 1形と命名された。DTとはドイツ語における蒸気動車の略である。この軽量な車両は快速列車用に設計されたが、実際は主に支線区で使用された。ナチス・ドイツに併合後のドイツ国営鉄道で、この車両は71.5形に分類された。これらの機関車はミュンヘン東機関区に配置され、暖房、入換作業や、側線での運転に使用された。2両が第二次世界大戦を生き残ることができず、残りの18両が1945年にオーストリアに返された。オーストリア連邦鉄道ではすぐに大半の車両が引退したが、台帳に残った少数の車両に、3071形の形式称号が与えられた。1968年に全廃されるまで、それらはウィーン地区を拠点にしていた。この形式の唯一の残存車が3071.07号機であり、ウィーンのストラスホフ鉄道博物館に保存されている。
この機関車はレンツ式弁装置を持つ。荷物室と密閉型運転室を有する点が蒸気動車たる所以である。1B1の軸配置は前後両方向への運行に適している。省力化のために、1人乗務用の装置が備わっていた。
参考文献
[編集]- Dieter Zoubek 著 : オーストリア内外の保存蒸気機関車、自費出版、2004年、ISBN 3-200-00174-7