オートレスポンダー
オートレスポンダー (英: autoresponder)は、受信した電子メールに自動的に答えるコンピュータプログラムのこと[1]。 自動応答機能と呼ばれることもある。非常に単純なプログラムの場合もあれば、非常に複雑な場合もある。
最初のオートレスポンダーは、指定されたアドレスに電子メールが配信できなかった場合に、メール転送エージェントが「...のために電子メールを配信できませんでした」などのバウンスメッセージを送信するものだった。オートレスポンダー機能は、電子メールのバックスキャッターを生成しないように注意する必要がある。なぜなら、オートレスポンダーの振る舞いが電子メールスパムと見なされないようにする必要があるからだ。
オートレスポンダー機能を使用すると、対象ユーザー (電子メールの購読者)に電子メールメッセージを自動的に送信することができる。たとえば、Webサイトの訪問者がフォームに電子メールアドレスを登録すると、無料のレポート、テンプレート、ガイド、その他の役立つコンテンツにアクセスさせる[2]。
このようなフォローアップオートレスポンダーは、次の2つのカテゴリに分類できる。
- アウトソーシングされたASPモデル: プロバイダーのインフラストラクチャで動作し、通常はWebベースのコントロールパネルを介して構成できる。ユーザーは月額使用料を支払う。これは、エンドユーザーにとって最も簡単に実装できる。
- サーバー: ユーザーが自分のサーバーにオートレスポンダーシステムをインストールする方法。これには技術的なスキルが必要。
オートレスポンダー機能は、電子メーリングリストソフトウェアにも組み込まれており、購読開始/解除、投稿、およびその他の活動の確認に利用される。 Microsoft OutlookやGmailなどの一般的な電子メールクライアントには、ユーザーがオートレスポンダーを作成できる機能が含まれる[3][4][5]。
オートレスポンダーシーケンス[編集]
メーリングリストマネージャーに実装されているオートレスポンダーの機能であり、マーケターがメーリングリストの購読者に一連のメッセージを配信するときに利用する。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ What is an email auto-responder? 2016年9月6日閲覧。
- ^ Jacob. “AWeber review 2021”. MailFocus. 2021年1月10日閲覧。
- ^ “Send automatic out of office replies from Outlook - Outlook”. Support.office.com. 2018年4月24日閲覧。
- ^ Justin (1999年2月22日). “How to Setup [sic] An Autoresponder in Microsoft Outlook”. Emailstopwatch.com. 2018年4月24日閲覧。
- ^ Tschabitscher. “How to Auto Reply in Gmail”. Lifewire.com. 2018年4月24日閲覧。
外部リンク[編集]
- オートレスポンダーが悪いのは何故か？ （スパムコップFAQ）
- オートレスポンダーとは何か？
- RFC 3834 ：電子メールへのオートレスポンダーに関する推奨事項
- RFC 5230 ：Sieveメールフィルタリング：Vacation拡張