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オートレースメモリアル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オートレースメモリアルとは、オートレースのGII競走の1つである。

概要

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2022年度より新設された[1][2]

個人戦の他に、団体戦の2つの優勝を争う[3]

オートレースメモリアルは、G2競走ではあるがSG競走・特別G1競走同様、各オートレースレース場持ち回りで開催される[4]

賞金は、170万円[5]

勝ち上がり

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第1回大会

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※ 出典:オートレースオフィシャルサイト「チャリロト杯 GIIオートレースメモリアル 勝ち上がり

初日・2日目・3日目 4日目 最終日
予選(1R~12R)
予選3日間各地区平均得点上位者 各地区8名が準決勝戦へ
準決勝戦(7R~12R)
・7R〜12R 1着 6名が優勝戦へ
・7R〜12R 2着平均得点上位者 2名が優勝戦へ
優勝戦(12R)
着順位及びタイム順位得点表(予選)
- 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位
8 6 5 4 3 2 1 0
タイム 8 6 5 4 3 2 1 0
  • ※競走戒告及び試走戒告の判定を受けた場合、合計得点から1回につき3点を減点する。
  • ※走法注意の判定を受けた場合、合計得点から1回につき1点を減点する。
着順位及びタイム順位得点表(一般戦)
- 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位
8 6 5 4 3 2 1 0
タイム 8 6 5 4 3 2 1 0
  • ※競走戒告及び試走戒告・走法注意の減点は行わない。

第2回大会

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※ 出典:オートレースオフィシャルサイト「庄内のうどん王国 presents GII 第2回オートレースメモリアル 勝ち上がり

初日 2日目・3日目 4日目 最終日
予選(1R~10R)
A級ドリーム(11R)
メモリアルドリーム(12R)
予選(1R〜12R)
・予選3日間の平均競走得点上位者 32名が準決勝戦へ
準決勝戦(9R~12R)
・9R〜12R 1着・2着の選手8名が優勝戦へ
優勝戦(12R)

※競走戒告及び試走戒告の判定を受けた場合、得点から1回につき3点を減点する
※走法注意の判定を受けた場合、得点から1回につき1点を減点する

団体戦

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第1回大会

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第1回大会では、1日目〜3日目(予選)にかけて浜松川口伊勢崎飯塚山陽と、「オートレース発祥の地」で2016年3月に廃止となった元船橋[注 1]を含めた6地区による「団体戦」を実施。各場4対4で競う2場対抗戦[注 2]や全6地区による対抗戦などを行い、優勝した地区には団体賞として賞金30万円が贈られた[6][7]

4日目の準決勝戦は、予選3日間の各地区平均得点上位者(各地区8名ずつ)が選出され、各地区のNo.1を決めるために各地区の準決勝戦を6つ行われた[7]

団体戦ルール

※ 出典:浜松オート オフィシャルサイト「オートレースメモリアルの勝ち上がりについて

  1. 浜松、川口、伊勢崎、飯塚、山陽、元船橋の6地区にて実施。
  2. 予選3日間において、1着5点、2着3点、3着1点の合計得点により勝敗を決定する。同着の場合は同得点を与える。なお合計得点が同点の場合は、1着獲得本数にて勝敗を決定する。
  3. 入着選手が罰則等に該当した場合、得点は与えないものとし、次着選手の繰り上げは行わないものとする。
  4. フライングや反妨など失権した選手の所属する地区に1回につき3点減点、競走戒告(間接妨害を含む)、試走戒告は1点減点する。なお走法注意の減点はなし。
団体戦結果
第1回 浜松オートレース場(2022年11月26日 - 28日)
順位 各地区 ポイント
1位 浜松 74点
2位 元船橋 67点
3位 飯塚 59点
4位 川口 45点
5位 山陽 35点
6位 伊勢崎 29点

第2回大会

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第2回大会では、飯塚・川口・伊勢崎・浜松・山陽の5地区による「団体戦」を実施。優勝地区には、賞金100万円が贈呈される。

団体戦ルール

※出典:飯塚オート ホームページ「全地区総力戦 GⅡオートレースメモリアル団体戦

  1. 対象地区:飯塚、川口、伊勢崎、浜松、山陽の5地区にて実施。
  2. 団体戦対象レース:優勝戦、準決勝戦を除く計55レース。
  3. 団体戦得点の決定:団体戦得点は、勝ち上がり表に記載の得点表に準じて決定[注 3]
  4. 優勝地区の決定:団体戦得点の最も高い地区が優勝となり、優勝地区にはJKA50万円・開催執務委員長50万円の合計100万円が贈呈される[注 4]
団体戦結果
第2回 飯塚オートレース場(2023年10月14日 - 18日)
地区 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 合計 順位
飯塚 142点 139点 143点 74点 132点 630点 1位
川口 139点 110点 117点 75点 107点 548点 2位
伊勢崎 129点 128点 123点 71点 64点 515点 4位
浜松 121点 112点 100点 91点 122点 546点 3位
山陽 101点 114点 95点 84点 100点 494点 5位

歴代優勝者

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回数 開催日 開催場 優勝者 年齢 (当時) 競走タイム 競走車呼名
1回 2022年11月30日 浜松オートレース場 加賀谷建明 44歳 3.345 ビックボス
2回 2023年10月18日 飯塚オートレース場 岩見貴史 39歳 3.406 ザンス

エピソード

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  • 第1回大会を優勝した加賀谷建明は、2022年11月23日に飯塚オートレース場で行われた「GI 開設66周年記念レース」の優勝に続くグレードレース連続優勝となった[5]

脚注

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注釈

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  1. ^ 元船橋は2016年3月廃止時、船橋に所属していた選手で構成される。
  2. ^ 例:第1R、川口4選手+浜松4選手
  3. ^ ※特別一般戦、選抜戦、特別選抜戦の得点は、A級ドリーム・予選・一般戦着順位およびタイム順位得点を採用。
    ※採用する競走得点は開催日こどに番組編成された地区を同一とする全選手のうち、S級・A級ごとに最も少ない地区の選手を比較基礎数とし、S級・A級こどの競走得点を算出。
    ※比較基礎数を上回る地区の競走得点算出の方法は、競走得点上位者より算出。
    ※補充選手は、比較基礎数/競走得点に含まない。
  4. ^ ※合計得点が同点の場合、S級にランクされる選手の合計得点にて勝敗を決する。
    ※それでも決しない場合、A級にランクされる選手の合計得点にて勝敗を決する。

出典

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  1. ^ 開催日程【2022年10月~2023年3月】が決定しました!”. AutoRace.JP. 公益財団法人JKA (2022年8月8日). 2022年11月24日閲覧。
  2. ^ “11月に浜松オートで新設G2開催”. 西日本スポーツ (株式会社西日本新聞社). (2022年8月9日). オリジナルの2022年8月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220809042304/https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/969964/ 2023年10月9日閲覧。 
  3. ^ “【飯塚オート・GⅡオートレースメモリアル】好ムードの有吉辰也「前節優勝戦はすごく良かったですよ」”. 東スポWEB (株式会社東京スポーツ新聞社). (2023年10月13日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/279515?page=1 2023年10月14日閲覧。 
  4. ^ オートレース中期基本方針(2021〜2025年度)の進捗状況について(PDFファイル)”. 第18回 産業構造審議会 製造産業分科会 車両競技小委員会. 経済産業省 (2023年5月24日). 2023年8月9日閲覧。
  5. ^ a b “【オートレースメモリアル】加賀谷建明が逃げ切ってグレードレース連続V”. サンケイスポーツ (産経新聞社). (2022年11月30日). https://www.sanspo.com/race/article/general/20221130-KLMDBBO6CVKDRDHH5DTMIIIPRQ/ 2022年11月30日閲覧。 
  6. ^ “浜松オートレースヴィーナス「JIN」が来社…26日から「チャリ・ロト杯G2オートレースメモリアル」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2022年11月18日). https://hochi.news/articles/20221118-OHT1T51066.html?page=1 2022年11月24日閲覧。 
  7. ^ a b チャリロト杯 GⅡオートレースメモリアルの勝ち上がりについて”. 浜松オート オフィシャルサイト. 日本トーター株式会社 (2022年11月24日). 2022年11月24日閲覧。