オーバーライド (ゲーム)
ジャンル | 縦スクロールシューティング |
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対応機種 | PCエンジン (PCE) |
開発元 | スティング |
発売元 | データイースト |
デザイナー |
末吉公道 ARABU |
プログラマー |
阿部真一 國廣豊史 |
音楽 | 山藤靖江 |
美術 |
末吉公道 高瀬努 |
人数 | 1人 |
メディア | 2メガビットHuCARD[1] |
発売日 |
1991年1月8日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
その他 | 型式:DE90006 |
『オーバーライド』は、1991年1月8日に日本のデータイーストから発売れたPCエンジン用縦スクロールシューティングゲーム。
自機「ギガイアス」を操作し、バイオコンピュータ「フレイア」を破壊し人類を救出する事を目的としたゲーム。自機が戦闘用ホバータンクという設定が特色となっている。
開発はスティングが行い、ゲーム・デザインはPCエンジン用ソフト『ゼビウス ファードラウト伝説』(1990年)を手掛けた末吉公道、音楽はPCエンジン用ソフト『サイコチェイサー』(1990年)を手掛けた山藤靖江が担当している。
同年には開発元のスティングによって『ラストバタリオン』のタイトルでX68000に移植された。PCエンジン版と共に「Mission Code -Override-」というサブタイトルが付けられている。PCエンジン版は2007年にWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された他、2017年にWindows用ソフトとしてプロジェクトEGGにて配信された。
PCエンジン版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてシルバー殿堂入りを獲得した。
ゲーム内容
[編集]システム
[編集]全6面構成1周エンド。メインショットと攻撃方法の異なる各種オプションパーツをパワーアップさせながら、ゲームを進める。
エネルギー制とストック制の併用となっており、障害物に接触してもダメージは無いが、スクロールにより背景に挟まれるとその時点で1ミスとなる。
自機のスピード調節はボタンを押すことにより行う。この際、機体後部より発せられる「バックファイヤー」にも攻撃判定がある。
一定時間ショットを撃たずにいると機体が光りだし、この時にショットボタンを押すと「プールショット」を発射し、敵弾及び耐久力の無いザコ敵を一掃する。使用回数に制限は無く何度でも使えるが、チャージ中に敵から攻撃を受けると最初から溜め直しとなる。
アイテム
[編集]特定の敵を倒すと出現。オプションアイテムを取ると自機に2個のオプションパーツがつき、取った色に応じた攻撃方法を取る。なお、オプションパーツ自体に攻撃判定や敵弾を消す効果はない。
- オレンジ「ブレイジング・ファイアー」
- オプションが機体斜め45度前方に固定され、斜め方向に弾を放つ。パワーアップするとホーミング性能が加わる。
- イエロー「リバース」
- オプションが機体の左右に付き、レバーと逆方向に弾を放つ。
- グリーン「トルネーザー」
- オプションが機体の周囲を回転し、弾を前方に放つ。
- ブルー「フォローウィング」
- オプションが機体の動きをトレースし、前方に雑魚敵を貫通するレーザーを発射する。
- パープル「サイドウェポン」
- オプションが機体の左右に固定され、弾を左右に放つ。
- P - メインショットをパワーアップする。
- E - エネルギーを1目盛り回復する。
移植版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | ラストバタリオン | 1991年11月15日 |
X68000 | スティング | スティング | 5インチ2HDフロッピーディスク2枚組 | - | |
2 | オーバーライド | 2007年9月4日 |
Wii | スティング | ジー・モード | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | 2012年3月6日配信終了 |
3 | オーバーライド | 2017年5月16日[2][3] |
Windows | スティング | D4エンタープライズ | ダウンロード (プロジェクトEGG) |
- |
スタッフ
[編集]- PCエンジン版
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- プログラマー:阿部真一、國廣豊史
- グラフィック・デザイナー:末吉公道、高瀬努
- サウンド・コンポーザー:山藤靖江
- サウンド・エフェクト:山藤武志
- ゲーム・デザイナー:末吉公道、ARABU
- スペシャル・サンクス:H.YOSHIDA
- X68000版
-
- プログラム:山藤武志、阿部真一
- デザイン:末吉公道、高瀬努、山縣明、牛久宏治
- サウンド:山藤靖江
- スペシャル・サンクス:河野光二、國廣豊文、木村俊章
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||
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- PCエンジン版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計で30点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得[5]、『月刊PCエンジン』では90・90・75・85・80の平均84点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では9・8・7・8の合計32点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.67点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で354位(485本中、1993年時点)となっている[1]。
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合 得点 3.34 3.09 3.58 3.49 3.31 2.86 19.67
脚注
[編集]- ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、72頁。
- ^ 今藤祐馬 (2017年5月16日). “「プロジェクトEGG」、PCエンジン版「オーバーライド」を発売” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2019年9月4日閲覧。
- ^ “STG「オーバーライド(PCエンジン版)」がプロジェクトEGGで配信開始” (日本語). 4Gamer.net. Aetas (2017年5月16日). 2019年9月4日閲覧。
- ^ “Override for TurboGrafx-16 (1991)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2018年7月14日閲覧。
- ^ a b “オーバーライド まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年8月11日閲覧。