オープンアクセスボタン
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オープンアクセスボタン(英語: Open Access Button)はブラウザのブックマークレットで、人々が学術論文のペイウォールにぶつかってアクセスできなくなったときに登録し、互いの便宜を図るものである[1]。主宰は Medsin UKとRight to Research Coalition。
プロトタイプはBMJハックウィークエンドで作成され[2][3]、すべてのコードはGitHubに公開し、オンラインで入手できる[4]。
オープンアクセスボタンのベータ版は、2013年11月18日に「学生と初期の研究者対象のベルリン11衛星会議」で正式に発表された[5]。ペイウォールに阻まれた事例を記録し、記事のオープンアクセス版を見つけるオプションも提供した[6]。2014年4月、クラウドファンディングキャンペーンを開始、バージョン2を作成した[7]。
ボタンのバージョン2はオープンアクセスウィークの一環として2014年10月21日にリリース[8]。
2015年2月、Scholarly Publishing and Academic Resources Coalition (SPARC)の選ぶSPARCイノベーター賞は、オープンアクセスボタンならびにその共同創設者デイビッド・キャロルとジョセフ・マカーサー(通称「ボタンボーイズ」)に贈られた[9]。
バージョン3のボタンも、やはりオープンアクセスウィークの一環として2016年10月28日にリリースしている [10]。
出典
[編集]- ^ “About”. Open Access Button (4 July 2013). 18 November 2013閲覧。
- ^ Carroll, David (2013年). “The Open Access Button: It's time we capture individual moments of paywall injustice and turn them into positive change”. LSE Impact. 18 November 2013閲覧。
- ^ “Picture of the week”. BMJ 347. (July 2013) 18 November 2013閲覧。.
- ^ “Open Access Button”. GitHub. 18 November 2013閲覧。
- ^ “Speakers at B11 Satellite Conference”. Right 2 Research Coalition. 22 November 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。18 November 2013閲覧。
- ^ “Push button for open access”. Guardian (18 November 2013). 18 November 2013閲覧。
- ^ Browne, Tania (29 April 2014). “Let's shine a light on paywalls that deny open access to scientific research”. Guardian 29 April 2014閲覧。
- ^ “Archived copy”. 2014年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月15日閲覧。
- ^ Adams (2015年). “SPARC Innovator: The Open Access Button”. Scholarly Publishing and Academic Resources Coalition. Association of Research Libraries. 2015年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。19 October 2015閲覧。
- ^ Labs. “Open Access Button”. openaccessbutton.org. 2016年10月28日閲覧。
関連項目
[編集]- Eプリントボタン
- Kopernio.com PDFで使う検索ツールのプラグイン