オーレン・パタシュニク
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オーレン・パタシュニク(Oren Patashnik、1954年 - )は、アメリカ合衆国の計算機科学者である。BibTeXの作者の一人、Concrete Mathematics: A Foundation for Computer Scienceの著者の一人として知られている[1]。国防分析研究所の研究者であり、サンディエゴ近郊に住んでいる。
生涯
[編集]1976年にエール大学を卒業し、その後スタンフォード大学で計算機科学の博士課程を修了した。スタンフォード大学ではドナルド・クヌースの指導を受けた。
ベル研究所在籍中の1980年に、立体四目並べが先手必勝であることを証明した。この証明は、コンピュータをCPU時間で1500時間使用して行われたもので、計算機援用証明の顕著な例である[2][3]。
1985年、LaTeXの作者であるレスリー・ランポートと共同で、文献書誌情報生成システムBibTeXを作成した。LaTeXは、特に数学の文献向けに設計された組版処理システムである。BibTeXは、LaTeXで広く使用されている文献書誌情報生成システムである。
1988年、ロナルド・グラハムとドナルド・クヌースによるConcrete Mathematics: A Foundation for Computer Scienceの執筆を支援した[1]。
1990年、計算機科学の博士号を取得した。博士論文の題は、"Optimal Circuit Segmentation for Pseudo-Exhaustive Testing"(擬似網羅的試験のための最適回路分割)だった。
脚注
[編集]- ^ a b Graham, Ronald L.; Knuth, Donald E.; Patashnik, Oren (1994). Concrete mathematics: A foundation for computer science (Second ed.). Reading, MA: Addison-Wesley Publishing Company. pp. xiv+657. ISBN 0-201-55802-5. MR1397498
- ^ “Oren Patashnik - Interview”. TeX Users Group. 2018年10月3日閲覧。
- ^ Norman Do (2005-7). “Mathellaneous "How to Win at Tic-Tac-Toe"” (PDF). Gazette of the Australian Mathematical Society (Australian Mathematical Society) 32 (3): 151-161 .
外部リンク
[編集]- (PDF) "How to Win at Tic-Tac-Toe" (Mathellaneous, July 2005, University of Melbourne) - 11-page article with a section relating Patashnik's effort on Qubic
- Credits of Concrete Mathematics