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ブラック・カウンタックLP500S

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ブラック・カウンタックLP500S(競技用スペシャル)は田宮模型(現・タミヤ)が競技用スペシャル(Competition Special)シリーズの第一作目として1978年9月に販売を開始した1/12スケールの電動ラジオコントロールカーである。

概要

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イタリアのエキゾチックカーメーカーであるランボルギーニ社のトップモデル、カウンタックLP500Sをモデル化したものである。黒いボディーに特徴的な白いラインは、カスタム車である「カウンタックLP500R」に施されたものをベースとしている。1978年6月に先行して発売されたノーマルモデルに比べて「競技用スペシャル」として次の点が変更されている。

  • 1.5mm厚ジュラルミン製シャーシ
  • ダイキャスト製フロントアーム(キャスター角付)
  • フロントタイヤ:サンドイッチタイヤ(スポンジタイヤのセンター部に輪ゴム状のゴム製トレッドを嵌めこんだ特殊タイヤ)
  • リアタイヤ:40mmスポンジタイヤ
  • フロントホイールと後輪軸受け部分にボールベアリングを使用。
  • スピードコントローラー:巻線式前進後進無段変速スイッチ
  • モーター:マブチモーター製「RS-540S」(ノーマルは「RS-380S」)

それまでスケール感を重視していたタミヤのラジオコントロールカーにあって、外観を損なうスポンジタイヤを採用したり、モーターを大型化するなど競技用として大幅な強化がされていた。同社のオンロードモデルとしては「RS-540S」モーターを標準装備した最初のモデルである。ボディは当時主流の精密プラスチック製を採用していた。

姉妹車として、「セリカLBターボ(競技用スペシャル)」がある。車体構成は本車と同一で、カウンタックと同じく精密プラスチック製のセリカLBターボ・ボディが付属していた。こちらは1978年11月に販売が開始され、当時の定価は¥12,000であった。

主要諸元

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  • スケール:1/12
  • 全長:355mm
  • 全幅:175mm
  • 全高:93mm
  • シャーシ:1.5mm厚ジュラルミン製フレーム
  • メカプレート:ジュラルミン製センターピボット式
  • フロントアーム:キャスター角付きダイキャスト製フロントアーム
  • フロントタイヤ:サンドイッチタイヤ
  • リアタイヤ:スポンジタイヤ
  • 駆動方式:2WD、後輪駆動
  • モーター:マブチモーター製RS-540S標準装備
  • ディファレンシャルギア:2ベベル式強化ナイロン樹脂製ディファレンシャルギア
  • 搭載バッテリー(別売り):田宮の6V、7.2V(ラクダ)
  • ボディ:精密プラスチック製カウンタックボディ[1]
  • 販売価格:¥12,000(当時)

脚注

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