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カキイロヒメボウズハゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カキイロヒメボウズハゼ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : ハゼ亜目 Gobioidei
: ハゼ科 Gobiidae
亜科 : ボウズハゼ亜科 Sicydiinae
: ナンヨウボウズハゼ属 Stiphodon
: カキイロヒメボウズハゼ S.surrufus
学名
Stiphodon surrufus
(Watson and Kottelat, 1995)
和名
カキイロヒメボウズハゼ
(柿色姫坊主鯊)

カキイロヒメボウズハゼ(柿色姫坊主鯊、Stiphodon surrufus)は屋久島と、フィリピンの1河川のみに生息する淡水魚

分布

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フィリピンレイテ島の南部にある小川の「Lagu Lagu creek」という川と[2]屋久島にのみ生息する[3]。「Lagu Lagu creek」は、1944年10月20日、レイテ沖海戦で、アメリカ軍がレイテ島に上陸した際に、河口付近で日本軍と交戦したことで知られる。

形態

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全長は2.1[2]~2.5センチメートル。オスの頭と体の側面が赤橙色である、尾部の鱗が黒く縁取られるなどで日本産同属他種と区別可能。上顎には細いヘラ状歯が密に並び、円錐状歯がない。吻は強くまるみを帯びる[3]

生態

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河川の渓流域に生息する。流れの緩やかなところを好み、淵の転石上に単独で見られ、中層を泳いで移動する[3]

脚注

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  1. ^ Jaafar, Z. (2019). Stiphodon surrufus. IUCN Red List of Threatened Species 2019: e.T20855A91083089. doi:10.2305/IUCN.UK.2019-2.RLTS.T20855A91083089.en. https://www.iucnredlist.org/species/20855/91083089 16 November 2021閲覧。. 
  2. ^ a b https://fishbase.mnhn.fr/summary/Stiphodon-surrufus.html
  3. ^ a b c 鈴木寿之・渋川浩一・矢野維幾、『決定版 日本のハゼ』、平凡社、2004年、54・56頁