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カスタムサウンドトラック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

カスタムサウンドトラック(custom soundtrack)とはユーザーが取り込んだ音楽をコンピュータゲーム内のBGMとして使用できる機能のこと。カスタムサントラユーザーBGMとも呼ばれることがある。

概要

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ゲーム内のBGMはそのゲームの媒体に収録されたものが、製作者の意図した場面で流れるのが通例である。悲しい場面では悲しい音楽が流れ、強敵との戦闘では緊迫感のある音楽が流れる、などがある。当然、そのゲームに収録された曲しか流れないのが普通である。

カスタムサウンドトラックはプレイヤーが好きな音楽を好きな場面で流せるようにする機能である。あらかじめゲーム機内のハードディスクメモリーカード内で指定されたフォルダにBGMを収録し、それをどの場面で流すか選択することでゲーム内に入っていない音楽を流すことができる。

アニメなどを原作とするキャラクターゲームではテレビアニメ版と同じBGMを使用することが望まれるが、著作権管理団体日本音楽著作権協会(JASRAC)などへ楽曲を使用するための申請と使用料の支払いを要するため、この機能が搭載されるゲームもある。

XboxXbox 360ではハードウェア側の機能としてカスタムサウンドトラックを備えるが、場面単位での指定機能は旧世代のXboxに限られるなど厳密には異なる仕様が採用された。PlayStation Vita(PS Vita)でも音楽再生用のアプリを起動して音楽を再生しながらゲームのプレイが可能であると明言されており、上記のXboxシリーズ同様ハードウェア側で最初からカスタムサントラが利用可能な機種である。しかし実際のところはその機能に対応していないソフトもある(対応していない場合はゲームに戻ったときに音楽が一時停止される)。 ソフト側での実装についてはPlayStation 3(PS3)やPlayStation Portable(PSP)といった音楽ファイル(MP3形式)を保存できるゲーム機の登場が背景にあるものの、この機能が使用できるゲームはほんの一部に限られている。

PlayStation 4でカスタムトラックを使用できる場面はSpotifyを使用した場合のみであったが、PlayStation 5ではさらにApple Musicにも対応した。Xbox One以降のXboxハードはCDの直接挿入を含め、カスタムトラックに対応したアプリケーションをどの場面下でも同時に起動できる。ただし、CDの取り込みはできない。任天堂ではNintendo Switchになってもカスタムサウンドトラックは一度も採用されたことはないが、音楽を聴く場合のみであればプレイやんやニンテンドーDSi/3DSサウンドなどのツールが以前に登場したことがある。

使用されているゲーム

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関連項目

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