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カスミソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カスミソウ
カスミソウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ナデシコ亜綱 Caryophyllidae
: ナデシコ目 Caryophyllales
: ナデシコ科 Caryophyllaceae
: カスミソウ属 Gypsophila
: カスミソウ G. elegans
学名
Gypsophila elegans
Bieb.
和名
カスミソウ
ムレナデシコ
英名
Annual Baby's-breath
Showy Baby's-breath[1] [2]

カスミソウGypsophila elegans)は、ナデシコ科の植物。仏花用などに切り花が生産されるほか、花壇で栽培されることもある。ムレナデシコという和名もある。

生態

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耐寒性または半耐寒性の一年草。ウクライナコーカサス地方、イラン北部などの高緯度地方が原産[3]。花色は白か淡赤色。他のカスミソウ属と同様、岐散花序を形成する。

長日植物で、日長10時間以下の短日条件では開花が抑制される。12時間以上の長日条件で開花が促進されるが、その効果は日長が長いほど強い[3]。また短日条件でロゼット化が誘導されるが、温度はロゼット化にはあまり影響していないとされる[3]

利害

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切り花や花壇用に栽培・生産される。しかし開花調節技術が確立されておらず、長期出荷が可能になっていないため、同属のシュッコンカスミソウ(宿根カスミソウ)に比べ生産量は劣る。

脚注

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  1. ^ Gypsophila elegans at Germplasm Resources Information Network
  2. ^ Gypsophila elegans at USDA PLANTS Database
  3. ^ a b c 竹田 義 (1996) カスミソウ(Gypsophila elegans Bieb.)の抽だいと開花に及ぼす播種期, 日長および栽培温度の影響 園芸学会雑誌 64(4), 875-882