カタモミ女子
カタモミ女子 | |
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出身地 | 日本 |
ジャンル | J-POP |
活動期間 | 2010年 - 2015年 |
事務所 | ソフト・オン・デマンド |
共同作業者 | 時田雄磨 |
公式サイト | 公式サイトアーカイブ(2016年1月) |
カタモミ女子(カタモミじょし)は、日本の女性アイドル・グループおよび渋谷、秋葉原に存在した肩のリフレクソロジー店舗。いずれも肩もみによるコミュニケーション、カタモミニケーションをコンセプトとしていた。2015年に店舗は営業終了。2016年にグループ解散。プロデュースはいずれも時田雄磨[1]。グループ公式サイトでは「カ・タ・モ・ミ・女子」と表記された。
経歴
[編集]2012年4月、ソフト・オン・デマンド(SOD)が渋谷宇田川町・育真ビルに「全日本肩もみ愛好会」をオープン[2][3]。マッサージやリラクゼーション店が増える中での、女性店員とお客とのカタモミによるコミュニケーション、カタモミニケーションをコンセプトとした。初代店長は野田みさと。立ち上げのプロデューサーは新井由紀子[4]。
同年11月には店舗名を「カタモミ女子」に変更[5]。また、「アイドルに肩を揉まれる店」を掲げ店舗で実際に勤務するメンバーによる同名のアイドルグループをプロデュース[6]。グループは16人でスタートした。楽曲提供及びプロデュースには時田雄磨が就任。
2013年6月、秋葉原・神タワー1階に2号店をオープン[7]。同日より渋谷店が一時休業、のちに閉店。秋葉原一店舗となってからは同ビル3階に所在する神スペース[8]を常設ライブ会場としていた。また、秋葉原店は「ズームイン!!サタデー」[9]、「そんなバカなマン」[10]でも取り上げられた。リーダーであった中野たむによると当時はアイドル活動というよりも店舗が流行っていた状況だったという[11]。
2015年頃にはメンバーを8人に固定。3月にメンバー6人が卒業するが、平塚由佳、潮田ひかるが残留。その模様は2015年7月5日にフジテレビ「ザ・ノンフィクション」で取り上げられ[12][13]、 東野幸治が2015年一番面白かったと絶賛した[14]。
10月25日、アルバム『カタモミEP』リリース。
11月23日、SODの事業再編に伴い秋葉原店を閉店[15]。2016年1月23日、カタモミ女子公式ブログにて2月11日をもってのカタモミ女子解散が発表される[16]
2017年4月2日、フジテレビ「ザ・ノンフィクション」において脱退、解散からメンバーとファンの現在までを描いたドキュメンタリー第2弾が放映された[17][18]。
初期リーダーを務めた中野たむは、プロレスラーとして活躍後のインタビューで当時を振り返り、ファンとの近さを肩もみという形で感じることができた分、「ファンの方あってのアイドルなんだな、というありがたみもすごく感じました」と懐古しつつ[19]、時間経過とともに店員業務が増えていく比重、アイドルグループとしての将来性の見えなさなど「一言でいえば地獄」であったと語っている[19]。
解散時のメンバー
[編集]元メンバー
[編集]- まろか
- 田内友里愛(中野たむ)[19]
- 間宮一子(一宮麻由加)
- 小泉りりあ(小泉りあ)[22]
- 南玲奈(→那波玲奈(Summer Rocket)→瀧井あさひ(アライブとレイニー))
- 赤根京
- まゆ菜
- 真田真奈美
- 唐澤すみね
- 林宏美
- 森田芽生(現・園都)[23]
- 里谷明莉
- 坂巻美雨(→櫻庭美咲、神姫楽ミサ)[24]
- 田宮杏菜
- 白濱佑梨(ゆりりん)
- 田中愛梨
- 四方桃香(四方桃子)
作品
[編集]アルバム
[編集]- カタモミEP(2015年10月25日)
イメージビデオ
[編集]- はじめまして!私達! カタモミ女子です!!vol.1(2013年8月22日、ソフト・オン・デマンド)
- 平塚由佳、小泉りりあ、まゆ菜
- はじめまして!私達! カタモミ女子です!!vol.2(2013年9月19日、ソフト・オン・デマンド)
- 唐澤すみね、真田真奈美、佐藤ひかる(潮田ひかる)
- はじめまして!私達! カタモミ女子です!!vol.3(2013年10月24日、ソフト・オン・デマンド)
- 坂巻美雨、田宮杏菜、田中愛梨、白濱佑梨
- はじめまして!私達! カタモミ女子です!!vol.4(2013年10月24日、ソフト・オン・デマンド)
- 間宮一子、田内友里愛、南玲奈、林宏美
- はじめまして!私達! カタモミ女子です!!vol.5(2013年11月21日、ソフト・オン・デマンド)
- 森田芽生、里谷明莉、赤根京
出典
[編集]- ^ “[ザ・ノンフィクション 【中年純情物語〜地下アイドルに恋して〜】 の番組概要ページ]”. NTTレゾナント (2015年7月5日). 2017年4月1日閲覧。
- ^ “もんでもまれてハッピーに! 女の子と「肩もみニケーション」できる店”. トレンドニュース. (2012年5月16日) 2017年3月24日閲覧。
- ^ “肩もみでコミュニケーション。新感覚の癒しスポット「肩もみ屋」オープン”. マイナビニュース. (2012年5月21日) 2017年3月24日閲覧。
- ^ “アイドルのプロデューサーの選考のポイント(上司)(455050)”. スラド 2017年3月29日閲覧。
- ^ “【リアル・ミッション代々木姉妹編】カタモミ女子に体験入店”. リアルライブ (2012年12月15日). 2017年3月24日閲覧。
- ^ “「会いにいける」はもう古い!?肩もみできる新感覚アイドル誕生!”. 日刊SPA!. 2017年3月24日閲覧。
- ^ “肩もみ専門店 カタモミ女子 2号店 オープン!!!!”. カ・タ・モ・ミ・女子 (2013年3月24日). 2017年3月24日閲覧。
- ^ “秋葉原駅より徒歩2分 絶好の環境にあるイベントスペース!”. 神タワー. 2017年3月24日閲覧。
- ^ “ズームイン!!サタデー (2014年4月5日放送回) の番組概要ページ]”. NTTレゾナント (2014年4月5日). 2017年4月1日閲覧。
- ^ “[そんなバカなマン (2015年7月29日放送回) の番組概要ページ]”. NTTレゾナント (2015年7月29日). 2017年4月1日閲覧。
- ^ 西中賢治: “騙されアイドルだった中野たむが、がけっぷちで掴んだスターダム王者。「バレエで挫折して、ミュージカルもダメで、アイドルもダメで、騙されて騙されて、やっとプロレスに出会えた…」 | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい”. shueisha.online (2023年5月23日). 2023年8月5日閲覧。
- ^ “53歳独身「地下アイドル」ファンに密着 彼女と知り合わなければ「平凡な日々を送るしかなかった」” (2015年7月9日). 2017年3月24日閲覧。
- ^ “アイドルライターが見た『ザ・ノンフィクション 中年純情物語~地下アイドルに恋して~』”. おたぽる (2015年7月9日). 2022年2月3日閲覧。
- ^ “東野幸治が2015年に「失礼やけどめっちゃ笑った」番組とは?”. ライブドアニュース. (2016年1月4日) 2017年3月24日閲覧。
- ^ “「肩もみ専門店 カタモミ女子」 閉店のお知らせ”. カタモミ女子オフィシャルブログ (2016年11月23日). 2017年3月24日閲覧。
- ^ “カタモミ女子 解散のお知らせ”. カタモミ女子オフィシャルブログ (2016年1月23日). 2016年1月24日閲覧。
- ^ “[ザ・ノンフィクション 【その後の中年純情物語】 の番組概要ページ]”. NTTレゾナント (2017年4月2日). 2017年4月2日閲覧。
- ^ “「きっと、きよちゃんは幸せになれる」アイドルヲタクが見た『ザ・ノンフィクション その後の中年純情物語』”. おたぽる (2017年4月7日). 2017年4月15日閲覧。
- ^ a b c 小島和宏: “『ザ・ノンフィクション』神回・プロレスラー中野たむが明かす“肩もみ”アイドル時代「地獄でした」 | ENTAME next - アイドル情報総合ニュースサイト”. entamenext.com (2021年2月26日). 2023年2月26日閲覧。
- ^ ASCII (2016年8月23日). “Tバックもスク水も初めて! アイドル業を超えて活動する平塚由佳、3年半ぶりの2nd DVD (1/2)”. ASCII.jp. 2023年2月26日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2016年1月30日). “ミスヤングチャンピオン・潮田ひかる「初めてTバックをはいた」”. サンスポ. 2023年2月26日閲覧。
- ^ “負け組50代が人生を挽回! アイドルとの出会いに生きがいを見つけた”. 日刊SPA! (2017年6月20日). 2023年2月26日閲覧。
- ^ “"カタモミ女子"森田芽生、際どい水着姿でGカップバストが前面に”. マイナビニュース (2013年8月8日). 2023年2月26日閲覧。
- ^ ベースボールマガジン社『週刊プロレス』2023年3月8日号No.2231 100頁「コスチューム図鑑」
外部リンク
[編集]- 公式サイトアーカイブ(2016年1月)
- カタモミ女子オフィシャルブログ - Ameba Blog
- カタモミ女子 (@katamomi_member) - X(旧Twitter)