カフェ アアルト
カフェ アアルト | |
ラテン文字名 | CAFE AALTO |
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種類 | 有限責任会社 |
業種 | 飲食サービス業 |
事業分野 | 喫茶店 |
設立 | 1986年11月16日 |
本社 | 、 |
拠点数 | 2 |
ウェブサイト |
cafeaalto |
カフェ アアルト (CAFE AALTO) は、フィンランドの喫茶店である[1][2]。ヘルシンキに本店がある他、日本の京都に支店がある[3][4]。企業形態は、有限責任会社である[5]。カフェ・アアルト[6]、カフェ・アールト[7]などとも表記される。
ヘルシンキ店
[編集]カフェ アアルト ヘルシンキ店 CAFE AALTO Helsinki | |
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店舗概要 | |
所在地 | ポホヨイスエスプラナーディ通り39番地 |
座標 | 北緯60度10分4.4秒 東経24度56分36.7秒 / 北緯60.167889度 東経24.943528度座標: 北緯60度10分4.4秒 東経24度56分36.7秒 / 北緯60.167889度 東経24.943528度 |
開業日 | 1986年11月16日 |
建物名称 | キリヤタロ |
最寄駅 | ヘルシンキ中央駅 |
カフェ アアルト ヘルシンキ店 (CAFE AALTO Helsinki) は、カフェ アアルトの本店である[4][8]。ヘルシンキのポホヨイスエスプラナーディ通りの39番地にあるアカデミア書店の2階に所在する[9][10][11]。ヘルシンキ中央駅から徒歩で5分ほどのところにある[7]。
建築家のアルヴァ・アアルトによって設計され、1955年にケスクスカトゥ通り (fi:Keskuskatu (Helsinki)) 3番地に完成されたオフィスビル、ラウタタロ (fi:Rautatalo) の中に設けられた「大理石の庭」(Marmoripiha) と通称される吹き抜けのスペースに存在したカフェで使われていた家具は、同じくアアルトによって設計されており、カフェが閉店された後に、百貨店、ストックマンによって買い上げられ、アルヴァ・アアルト財団に寄付された[2][7][12]。
アアルトによって設計され、1969年に完成されたビル、キリヤタロ (fi:Kirjatalo) の中にストックマンがカフェを開設するに当たって、寄付された家具を使用することがアアルト財団によって許可される[2][11]。カフェは、ロイ・マンッタリによって設計され、エリッサ・アアルト (en:Elissa Aalto) によってアアルトの名前を用いることが許された[2]。
カフェは、1986年11月16日に開設された[13]。家具には、ペンダントランプ、大理石のテーブル、黒色のレザーの椅子などがある[6]。このカフェは、2006年公開の映画『かもめ食堂』のロケ地になったことでも知られる[14]。
京都店
[編集]カフェ アアルト 京都店 CAFE AALTO Kyoto | |
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店舗概要 | |
所在地 |
〒604-8112 京都府京都市中京区柳馬場通六角上る槌屋町92 |
座標 | 北緯35度0分28.1秒 東経135度45分51.2秒 / 北緯35.007806度 東経135.764222度 |
開業日 | 2019年12月21日 |
建物名称 | マヤ ホテル キョウト |
商業施設面積 | 106.55 m² |
最寄駅 | 京都市営地下鉄烏丸御池駅 |
カフェ アアルト 京都店 (CAFE AALTO Kyoto) は、京都府にある喫茶店であり、カフェ アアルトの2号店である[15][16][17][4]。2019年12月21日に開設された[14]。所在地は、京都市中京区柳馬場通六角上る槌屋町92である[18][1]。京都市営地下鉄烏丸御池駅から徒歩で6分ほどのところにある[19]。
フィンランドのデザイナー、ハッリ・コスキネン (en:Harri Koskinen) によって設計された、地上4階・鉄骨造のカプセルホテル「マヤ ホテル キョウト」(MAJA HOTEL KYOTO) の1階に設けられている[1]。面積は 106.55 平方メートルである[1]。
席数は、58席である[1]。ラウタタロのカフェのためにアアルトによってデザインされた、大理石のテーブルや木製のテーブル、黒色のレザーと真鍮製フレームの椅子などが、アルヴァ・アアルト財団の許諾を経て京都店のためにリプロダクトされた[1][15][14]。
ウォールタイルは、アアルトが1957年に手がけたブルーのウォールタイルのデザインに基づいてリプロダクトされた[1]。ペンダントランプには、1937年設計の「ゴールデンベル」と呼ばれるものが用いられている[1]。食器には、イッタラのコレクション「ラーミ」が主に用いられている[16]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h “プロダクトデザイナー、ハッリ・コスキネンがカプセルホテルをデザイン”. MAJA HOTEL KYOTO (2019年12月21日). 2020年4月4日閲覧。
- ^ a b c d “History”. CAFE AALTO. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “ハッリ・コスキネンがデザインを手掛けたカプセルホテルが、京都に誕生”. ハースト婦人画報社 (2019年12月22日). 2020年4月4日閲覧。
- ^ a b c “MAJA HOTEL KYOTO - A Scandinavian Cuisine And Design Capsule Hotel”. MATCHA (2020年1月29日). 2020年4月4日閲覧。
“北欧のデザインと食に出会うカプセルホテル「MAJA HOTEL KYOTO」”. MATCHA (2020年3月8日). 2020年4月4日閲覧。 - ^ “Cafe Aalto Oy”. Dun & Bradstreet. 2020年4月4日閲覧。
- ^ a b 『地球の歩き方 北欧』 2017, p. 479.
- ^ a b c こばやしあやな. “『かもめ食堂』ロケ地めぐりの楽しみ方”. All About. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “フィンランドの「カフェ・アアルト」が入る「MAJA HOTEL KYOTO」が京都に12月開業!”. #casa (2019年9月11日). 2020年4月4日閲覧。
- ^ “CAFE AALTO OY”. Ilta-Sanomat. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “info”. CAFE AALTO. 2020年4月4日閲覧。
- ^ a b “キリヤタロ/書店ビル”. Alvar Aalto Foundation. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “ラウタタロ(鉄鋼業者協同組合ビル)”. Alvar Aalto Foundation. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “History”. CAFE AALTO. 2020年4月4日閲覧。
- ^ a b c “フィンランドのカフェ、世界初進出は京都”. 京阪神エルマガジン社 (2019年12月21日). 2020年4月4日閲覧。
- ^ a b “京のおやつと箸休め|〈カフェ アアルト〉のブルーベリーパイ。”. マガジンハウス (2020年2月1日). 2020年4月4日閲覧。
- ^ a b “Cafe Aalto Kyoto”. CAFE AALTO. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “Kyoto”. CAFE AALTO. 2020年4月4日閲覧。
- ^ 『まっぷるマガジン 京都』 2020, p. 8.
- ^ 『るるぶ京都』 2020, p. 22.
参考文献
[編集]- 「地球の歩き方」編集室(編集)『地球の歩き方 北欧 2017〜2018年版』ダイヤモンド・ビッグ社、2017年6月。ISBN 978-4-478-06052-0。
- 『まっぷるマガジン 京都 '21』昭文社、2020年1月。ISBN 978-4-398-28952-0。
- 『るるぶ京都 '21』JTBパブリッシング、2020年1月。ISBN 978-4-533-13772-3。