カフカ (お笑い芸人)
カフカ(かふか)は、日本のお笑いユニットである。関西を拠点に、2016年活動開始。2018年のメンバー脱退、2019年の「カフカと知恵の輪」への体制変更を経て、2020年以降は活動していない。Office Peer Gyntに所属していた。
概要
[編集]2016年5月に、京都大学の大学院生であった小保内と、関西大学の学生であった今井池田橋本赤坂夏目五十嵐(現・今井調味料)によるお笑いコンビとして結成[1]。小さい頃からのお笑い好きだった小保内が、自分の友人のうち面白いと思う人に声をかけていき、4人目だった今井とコンビ結成[2]。
コンビ名の由来は小説家のフランツ・カフカ[2]。コント・漫才・声劇・音楽などから構成される単独ライブを軸に活動する[2]。狂気的・ホラータッチなネタが多く、客席から悲鳴が上がることも多いのが特徴[2]。また、時事ネタを軸にした漫才や、キャラクターを押し出したコント、音ネタや歌ネタなどのリズムネタも行う。ボケとツッコミは特に固定されていない。
元メンバーの今井が代表を務める個人事務所Office Peer Gyntに所属している。2018年8月に今井が脱退し、小保内ひとりのユニットとなる。2019年からは、京都大学落語研究会所属の知恵の輪かごめとともに、男女コンビ「カフカと知恵の輪」を結成して活動[3][4][3]。
2019年9月12日に「カフカと知恵の輪」解散を発表[5]。現在、小保内はピン芸人「九月」として活動中。
メンバー
[編集]小保内(おぼない、本名:小保内太紀(おぼない たいき)、1992年9月21日 - )
- ネタ作り担当[1][2]。
- 青森県八戸市出身。東京都在住。青森県立八戸高等学校、京都大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科卒業。
- 大学院に在籍時は社会学研究者としても活動しており、専門に関わる論文や講演記録などが存在する[6][7]。
- 2020年以降はピン芸人「九月」として活動。
元メンバー
[編集]今井池田橋本赤坂夏目五十嵐(いまいいけだはしもとあかさかなつめいがらし[8]、本名:今井直人(いまいなおと)、1994年2月19日 - )
- 兵庫県出身・在住。兵庫県立舞子高等学校、関西大学社会安全学部卒業。Office Peer Gynt代表[1]。
- 2018年8月に脱退。その後は今井調味料に改名し、ピン芸人として活動。
単独ライブ
[編集]- 2016年5月14日 - 『青いカフカ 五感が死んでる』(神戸北野ハッピーローラ)
- 2016年7月2日 - 『白いカフカ 軽率24時』(神戸北野ハッピーローラ)
- 2016年8月22日 - 『赤いカフカ 蘇る五感』(ライブシアターなんば白鯨)
- 2016年10月30日 - 『黒いカフカ 武器だるま作ろう』(ライブシアターなんば紅鶴)
- 2016年12月17日 - 『冬のスクール水着』(京都市下京区青少年活動センター)
- 2017年1月6日 - 『コントライブツアー 藍色の彼女 東京公演』(下北沢シアターミネルヴァ)
- 2017年1月22日 - 『コントライブツアー 藍色の彼女 大阪公演』(ライブシアターなんば紅鶴)
- 2017年3月12日 - 『進化論』(ライブシアターなんば紅鶴)
- 2017年6月3日 - 『死神への寄せ書き』(京都市下京区青少年活動センター)
- 2018年1月28日 - 『精神・自我・漫才』(ライブシアターなんば白鯨)
- 2018年2月25日 - 『夜光虫』(ライブシアターなんば紅鶴)
出演
[編集]- 指原莉乃&ブラマヨの恋するサイテー男総選挙(AbemaTV) - 小保内のみ
- AbemaPrime(2019年7月12日、AbemaTV)「カフカと知恵の輪」として[9]
脚注
[編集]- ^ a b c http://www.m-1gp.com/combi/detail.html?id=7308
- ^ a b c d e https://sensekyoto.com/2017/01/18/obonaisan/ [リンク切れ]
- ^ a b ある駆け出しの若手芸人が男女コンビを組んでから考えたこと
- ^ 「笑いで人を救う」京大在学中のお笑い芸人の思いとは
- ^ “カフカと知恵の輪解散のお知らせ並びにネットニュースについての釈明”. twitter. 九月@twobonai (2019年9月12日). 2020年10月8日閲覧。
- ^ 小保内太紀「多元的現実論の視角 : 『現実の社会的構成』を手がかりに」『教育・社会・文化 : 研究紀要』第17号、京都大学大学院教育学研究科 教育社会学講座、2016年、37-52頁、ISSN 1340-4008、NAID 120005998054。
- ^ http://www.jase.faje.or.jp/jigyo/journal/seikyoiku_journal_201611.pdf
- ^ “ある駆け出しの若手芸人が男女コンビを組んでから考えたこと|カフカと知恵の輪 小保内太紀|note”. note(ノート). 2019年7月14日閲覧。
- ^ “「セクハラがダメなのは、セクシャルだからではなくハラスメントだからだ」カフカと知恵の輪の2人が語った”いじり”問題”. AbemaTIMES. 2019年7月14日閲覧。