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カモメラン属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カモメラン属
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ラン科 Orchidaceae
: カモメラン属 Galearis
学名
Galearis Raf.[1][2]
和名
カモメラン属(鴎蘭属)
  • 本文参照

カモメラン属(カモメランぞく、学名:Galearis、和名漢字表記:鴎蘭属)は、ラン科に属する[2]

特徴

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地生の多年草。地下にある根茎は短く、は束生し肥厚する。は直立し、楕円形のを1-2個つける。茎先に総状花序をつけ、2-15個のをつける。は葉状になり目立つ。3萼片と側花弁でかぶとをつくる。唇弁は浅く3裂するか全縁となり、がある。蕊柱は短い[2]

分布

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ヒマラヤチベット中国大陸ロシア極東部、ネパールインドミャンマー、日本、北アメリカ大陸東部に分布し、9種知られる[3]。日本には2種ある[2]

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日本に分布する種

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和名、学名はYListによる。

  • カモメラン(鴎蘭) Galearis cyclochila (Franch. et Sav.) Soó - 茎の高さは10-20cm。花は淡紅色で唇弁に紫色の細点がある。北海道、本州(中国地方以北)、四国、サハリン、朝鮮半島、ウスリーに分布し、湿った林縁に生育する[2]。準絶滅危惧(NT)、(環境省2015年)。
  • オノエラン(尾上蘭) Galearis fauriei (Finet) P.F.Hunt - 茎の高さは10-15cm。花は総状につき白色で唇弁の基部にW字形の模様がある。日本固有種で、本州の中北部と紀伊半島に分布し、冷温帯の日当たりのよい岩石が混じった草地に生育する[2]

その他の種

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学名および主な分布地[4][5]

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ Galearis, Tropicos
  2. ^ a b c d e f 『改訂新版 日本の野生植物1』p.201
  3. ^ Galearis, eMonocot
  4. ^ Galearis, The Plant List
  5. ^ Royal Botanic Gardens, Kew
  6. ^ Nathan Banks (1868–1953) entomologist, Richard C. Banks (1940-) or ジョゼフ・バンクス (1743–1820) botanist

参考文献

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