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カラムナリス病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カラムナリス病罹患キングサーモンの鰓

カラムナリス病(カラムナリスびょう、英:columnaris disease)とはFlavobacterium columnare(en)感染を原因とする魚類の感染症。水温15℃以上でウナギコイアユなどに発生し、口ぐされ、鰭ぐされ、尾ぐされ、鰓ぐされを引き起こす。病変部である鰓や皮膚の生標本では特徴的な柱状構造物(column)が認められる。Flavobacterium columnareサイトファガ寒天培地TY寒天培地などの培地で、黄色から橙色の辺縁樹枝状の扁平なコロニーを形成する。治療には塩水浴が有効である。ワクチンは実用化されていない。

TY寒天培地の組成
材料 用量
バクトトリプトンdgfd 3g
酵母エキス 2g
寒天 15g
蒸留水 1000ml

関連項目

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参考文献

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  • 畑井喜司雄ほか編 『魚病図鑑』 緑書房 1988年 ISBN 4895310647
  • 畑井喜司雄ほか 『魚病学』 学窓社 1998年 ISBN 4873620775