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カルパチア石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カルパチア石 Karpatite
分類 有機鉱物
化学式 C24H12
結晶系 単斜晶系
へき開 {001}完全
モース硬度 1.5
光沢 ガラス光沢
黄色黄緑
条痕 淡黄色
比重 1.35
蛍光
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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カルパチア石(Karpatite、Carpatite)は、鉱物(有機鉱物)の一種。別称カルパタイト

性質

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組成多環芳香族炭化水素コロネンであり、化学式はC24H12で表される。結晶系単斜晶系であり、黄色い針状結晶。比重は1.35。紫外線の照射で強い青色に蛍光する。

産出

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一部結晶化した石英の表面に針状結晶や、その放射状集合として産出する。有機物を含む堆積物から生成される。時に辰砂の微粒を伴う。

1955年にトランスカルパチア(現在のウクライナザカルパッチャ州)で発見され、組成C33H17Oとして報告された。1967年にはカリフォルニア州サンベニト郡産が「ペンドルトン石」(Pendoletonite)として報告されたが、同年にカルパチア石と同一であり、組成がコロネンと判明した。日本でも北海道鹿追町の古温泉に沈殿した珪華中のオパールから見つかっている[1]

土星衛星のひとつ、タイタンの表面にも、存在が観測された。

脚注

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  1. ^ "新鉱物「北海道⽯」を北海道の2産地から発⾒" (pdf) (Press release). 相模中央化学研究所、東海大学大阪大学. 26 May 2023. 2023年5月28日閲覧

関連項目

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外部リンク

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