カルパチア石
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カルパチア石 Karpatite | |
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分類 | 有機鉱物 |
化学式 | C24H12 |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | {001}完全 |
モース硬度 | 1.5 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 黄色、黄緑 |
条痕 | 淡黄色 |
比重 | 1.35 |
蛍光 | 青 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
カルパチア石(Karpatite、Carpatite)は、鉱物(有機鉱物)の一種。別称カルパタイト。
性質
[編集]組成は多環芳香族炭化水素のコロネンであり、化学式はC24H12で表される。結晶系は単斜晶系であり、黄色い針状結晶。比重は1.35。紫外線の照射で強い青色に蛍光する。
産出
[編集]一部結晶化した石英の表面に針状結晶や、その放射状集合として産出する。有機物を含む堆積物から生成される。時に辰砂の微粒を伴う。
1955年にトランスカルパチア(現在のウクライナ・ザカルパッチャ州)で発見され、組成C33H17Oとして報告された。1967年にはカリフォルニア州サンベニト郡産が「ペンドルトン石」(Pendoletonite)として報告されたが、同年にカルパチア石と同一であり、組成がコロネンと判明した。日本でも北海道鹿追町の古温泉に沈殿した珪華中のオパールから見つかっている[1]。
脚注
[編集]- ^ "新鉱物「北海道⽯」を北海道の2産地から発⾒" (pdf) (Press release). 相模中央化学研究所、東海大学、大阪大学. 26 May 2023. 2023年5月28日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
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