カルビン・ヌカナタ
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選手情報 | |||||||||||||||
ラテン文字 | Carvin Nkanata | ||||||||||||||
国籍 | ケニア | ||||||||||||||
競技 | 陸上競技 (短距離走) | ||||||||||||||
種目 | 200m | ||||||||||||||
大学 |
アイオワ・セントラル・コミュニティ大学 ピッツバーグ大学 | ||||||||||||||
生年月日 | 1991年5月6日(33歳) | ||||||||||||||
出身地 | サウスカロライナ州サマービル | ||||||||||||||
身長 | 185cm[1] | ||||||||||||||
体重 | 72kg[1] | ||||||||||||||
成績 | |||||||||||||||
オリンピック | 200m 予選8組8着 (2016年) | ||||||||||||||
世界選手権 | 200m 予選4組4着 (2015年) | ||||||||||||||
地域大会決勝 |
アフリカ選手権 200m 3位 (2014年) | ||||||||||||||
最高世界ランク | 200m 17位 20秒17 (2014年) | ||||||||||||||
自己ベスト | |||||||||||||||
100m |
10秒39 (2014年) 10秒28w (2014年) | ||||||||||||||
200m | 20秒14 (2015年) | ||||||||||||||
400m | 46秒36 (2014年) | ||||||||||||||
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編集 |
カルビン・ヌカナタ(Carvin Nkanata、1991年5月6日 ‐ )は、ケニアの陸上競技選手。専門は短距離走。200mの自己ベストは20秒14のケニア記録保持者。2014年アフリカ選手権男子200mの銅メダリストである。
経歴
[編集]ケニア人の父とアメリカ人の母の下、アメリカ合衆国で生まれ育った[2]。
2013年
[編集]5月12日のIC4A/ECAC選手権男子200m決勝において20秒32(+1.5)のケニア新記録(当時)を樹立し、1991年にジョセフ・ギコニョがマークした記録(20秒43)を22年ぶりに塗り替えた[3]。
2014年
[編集]3月の全米学生(NCAA)室内選手権に出場すると、男子200m決勝で自己ベストとなる20秒52をマークして3位に入った[4]。4月12日にノックスビルで開催された競技大会の男子200mにおいて20秒17(+2.0)をマークし、自身の持つケニア記録を11か月ぶりに更新した[5]。5月24日の世界リレー男子4×200mで世界大会およびケニア代表デビューを果たすと、2走を務めて1分22秒35のケニア新記録樹立と5位に貢献した[6]。8月のアフリカ選手権男子200mではファイナリストになると、決勝でウア・ウィルフリード・コッフィ(20秒25)、アイザック・マクワラ(20秒51)に次ぐ20秒53(-0.8)で3位に入り、この種目では1990年カイロ大会のジョセフ・ギコニョ以来、ケニア勢24年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した[7]。
2015年
[編集]4月18日のNTC Pure Athletics Sprint Festival男子200mで自身の持つケニア記録を1年ぶりに0秒03更新する、今季世界最高記録(当時)の20秒14(+1.9)をマーク[8]。5月17日のダイヤモンドリーグ・上海ゴールデングランプリ男子200mでは、ダイヤモンドリーグの短距離種目においてケニア勢初となる出場を果たした(結果は20秒58の6位)[3][9]。世界大会の個人種目初出場となった8月の北京世界選手権男子200mは20秒51(-0.3)の組5着に終わり、準決勝に進出することはできなかった[10]。
2016年
[編集]パスポートのトラブルによって出場が危ぶまれた8月16日のリオデジャネイロオリンピック男子200m予選になんとか出場することはできたが、リオデジャネイロに到着したのはレースの数時間前というコンディションが最悪な中、自己ベスト(20秒14)からは程遠い21秒43(+0.4)で敗退した[11]。
自己ベスト
[編集]記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
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屋外 | ||||
100m | 10秒39 (+1.0) | 2014年4月19日 | チャペルヒル | |
10秒28w (+2.6) | 2014年4月11日 | ノックスビル | 追い風参考記録 | |
200m | 20秒14 (+1.9) | 2015年4月18日 | クラモント | ケニア記録 |
400m | 46秒50 | 2013年5月5日 | ピスカタウェイ | |
室内 | ||||
200m | 20秒52 | 2014年3月14日 | アルバカーキ | |
300m | 33秒04 | 2014年1月24日 | ブラックスバーグ | |
400m | 46秒36 | 2014年1月18日 | ステートカレッジ |
主要大会成績
[編集]年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 | 備考 |
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2014 | 世界リレー | ナッソー | 4x200mR | 5位 | 1分22秒35 (2走) | ケニア記録 |
2014 | コモンウェルスゲームズ | グラスゴー | 200m | 準決勝3組3着 | 20秒65 (+0.2) | |
4x100mR | 予選1組4着 | 40秒32 (2走) | ||||
2014 | アフリカ選手権 | マラケシュ | 200m | 3位 | 20秒53 (-0.8) | |
2015 | 世界リレー | ナッソー | 4x200mR | 予選失格 | DQ (2走) | オーバーゾーン |
2015 | 世界選手権 | 北京 | 200m | 予選4組4着 | 20秒43 (0.0) | |
2016 | オリンピック | リオデジャネイロ | 200m | 予選8組8着 | 21秒43 (+0.4) |
脚注
[編集]- ^ a b “Pitt runner Nkanata chases 200 title at NCAA East Regionals”. TribLIVE (2013年5月22日). 2015年8月27日閲覧。
- ^ “Kenyan sprinter Carvin Nkanata could be locked out of the Olympics on technicality”. AIPS Web Site (2016年8月5日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ a b “Carvin Nkanata proves Kenyans can also be sprinters”. AthleticsAfrica (2015年6月13日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ “EME News March 13-15th, by Alfons Juck, note by Kevin Mangan”. American Track & Field (2014年3月15日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ “Kenya turns to U.S. based runner Nkanata for Bahamas”. 新華社 (2014年5月20日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ “2014年ワールドリレーズ男子4×200mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2014年5月24日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ “Kenyan sprinters redeem themselves in Marrakech”. Kenya Page (2014年8月17日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ “Kenyan sprinter Nkanata clocks season’s best time”. Daily Nation (2015年4月19日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ “2015年ダイヤモンドリーグ・上海グランプリ男子200mリザルト”. 国際陸上競技連盟 (2015年5月17日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ “第15回世界選手権男子200m予選リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2015年8月25日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ “IMG trainee Carvin Nkanata wins late appeal to run in Olympics”. Bradenton Herald (2016年8月16日). 2016年8月26日閲覧。
外部リンク
[編集]- カルビン・ヌカナタ - ワールドアスレティックスのプロフィール
- カルビン・ヌカナタ - ピッツバーグ大学のプロフィール
- カルビン・ヌカナタ (@CarvinNkanata) - X(旧Twitter)
記録 | ||
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先代 ジョセフ・ギコニョ (20秒43) 1991年8月26日 |
男子200m ケニア記録保持者 (20秒32 - 20秒14) 2013年5月12日 - |
次代 未定 |