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カワムラナベブタムシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カワムラナベブタムシ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: カメムシ目(半翅目) Hemiptera
亜目 : カメムシ亜目(異翅亜目) Heteroptera
下目 : タイコウチ下目 Nepomorpha
: ナベブタムシ科 Aphelocheiridae
: Aphelocheirus
: カワムラナベブタムシ
A. kawamurae
学名
Aphelocheirus kawamurae
Matsumura, 1915
和名
カワムラナベブタムシ

カワムラナベブタムシ(学名:Aphelocheirus kawamurae) は、カメムシ目ナベブタムシ科に属する水生昆虫の一種。

分布

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日本固有種。滋賀県琵琶湖南部とそこから流れ出る河川の限られた場所にのみ分布する。

特徴

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体長7-8mm。体は平たい円形で、鍋のふたのようにみえることからその名がついた。同属の他種は全身が黄色に黒斑を持つのに対し、頭部と脚は鮮黄色だが胴部は黒い。

渓流や湖沼の底で暮らしていると考えられる。詳しい生態は不明。当初は琵琶湖の淡水海綿からのみ発見されたため、特殊な生態があることが期待されたが、現在ではその方向はないと考えられている。

保全状況評価

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開発や水質汚染の影響を受けたためか、1962年以降その姿は一度も確認されておらず、絶滅が危ぶまれている。

参考文献

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  • 川上洋一『絶滅危惧の昆虫事典』東京堂出版、2006年12月10日。ISBN 4-490-10705-6 
  • 環境庁自然保護局野生生物課『日本の絶滅のおそれのある野生生物 ―レッドデータブック― 無脊椎動物編』自然環境研究センター、1991年8月。ISBN 4-915959-04-X