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カワリヒメシャクケイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カワリヒメシャクケイ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: ホウカンチョウ科 Cracidae
: ヒメシャクケイ属 Ortalis
: カワリヒメシャクケイ
O. motmot
学名
Ortalis motmot
Wagler, 1830
和名
カワリヒメシャクケイ
英名
Little Chachalaca
Valiable Chachalaca

カワリヒメシャクケイ(学名:Ortalis motmot)は、 キジ目ホウカンチョウ科に分類される鳥類の一種である。

分布

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南アメリカ北部から中部(コロンビアから、ペルーブラジルまで)にかけて分布する。

全長

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全長43-54cm。亜種によって体色が異なる。基亜種は、頭部は赤褐色で、眼の周囲は橙色の皮膚が裸出している。体の上面と翼は茶褐色で、胸から腹にかけては茶色がかった灰色である。尾は濃い青緑色である。嘴は青色で、脚は茶色である。

生態

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亜熱帯や熱帯のサバンナや海岸などに生息する。

繁殖期は12月から2月で、樹上に営巣する。1腹2-3個の卵を産む。

亜種

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以下の8亜種に分類される。

  • Ortalis motmot motmot

基亜種。オリノコ川アマゾン川の間の地域に分布。

  • Ortalis motmot ruficeps

ブラジル中央部に分布。

  • Ortalis motmot superciliaris アマゾンヒメシャクケイ

ブラジル中央部のアマゾン川南部のデルタ地帯に分布。小型で体の上面の色が濃い。眼の上に白色の線が走る。別種として分類する説もある。

  • Ortalis motmot araucuan

ブラジル東部に分布。

  • Ortalis motmot squamata

ブラジル南部に分布。

  • Ortalis motmot subaffinis

ボリビアの熱帯地方に分布。

  • Ortalis motmot gutta ブラジルヒメシャクケイ

コロンビアからブラジル西部、エクアドル、ペルー、ボリビア北部に分布。体の上面は濃い茶色で、眼の周囲は濃い灰色の皮膚が裸出している。別種として分類する説もある。

  • Ortalis motmot colombia

コロンビアに分布。

参考文献

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  • 『世界の動物|分類と飼育 キジ目』、財団法人東京動物園協会、1987年、28頁
  • 『週刊朝日百科 動物たちの地球17 カモ・ライチョウ・キジ』、朝日新聞社1991年、131-160頁