カーデンベルゲ
紋章 | 地図 (郡の位置) |
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基本情報 | |
連邦州: | ニーダーザクセン州 |
郡: | クックスハーフェン郡 |
ザムトゲマインデ: | ザムトゲマインデ・ラント・ハーデルン |
緯度経度: | 北緯53度45分58秒 東経09度03分29秒 / 北緯53.76611度 東経9.05806度座標: 北緯53度45分58秒 東経09度03分29秒 / 北緯53.76611度 東経9.05806度 |
標高: | 海抜 0 m |
面積: | 30.98 km2 |
人口: |
4,210人(2023年12月31日現在) [1] |
人口密度: | 136 人/km2 |
郵便番号: | 21781 |
市外局番: | 04777 |
ナンバープレート: | CUX |
自治体コード: |
03 3 52 063 |
行政庁舎の住所: | Marktstraße 21, 21762 Otterndorf |
ウェブサイト: | Samtgemeinde Land Hadeln – Gemeinde Cadenberge |
首長: | ヴォルフガング・ヘス (Wolfgang Heß) |
郡内の位置 | |
地図 | |
カーデンベルゲ(ドイツ語: Cadenberge、低地ドイツ語: Cuddeldutt/Kumbarg)は、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州クックスハーフェン郡ザムトゲマインデ・ラント・ハーデルンに属す町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)である。このザムトゲマインデにはカーデンベルゲを含め14市町村が含まれる。
地理
[編集]位置
[編集]カーデンベルゲはクックスハーフェン郡のオーステ川およびエルベ川下流の近くに位置している。カーデンベルゲはクックスハーフェンの南東に、シュターデおよびハンブルクの北西に位置している。
隣接する町村
[編集]カーデンベルゲに隣接する町村は、北はバリエおよびエーダークヴァルト(ともにシュターデ郡)、東はオーベルンドルフ (オーステ)、南はヴィングスト、西はビュルカウおよびノイハウス (オーステ) である。
自治体の構成
[編集]- カーデンベルゲ
- ゲーファースドルフ
歴史
[編集]地名
[編集]ユルゲン・ウドルフはラジオ番組 Der Ortsnamenforscher(直訳: 地名研究)で以下のように述べている:[2]
この地名は850年前から伝わっている。この地名の一部である Cad は、『脂肪片』を意味する中低ドイツ語の Cade に由来する。この語は他にも『不潔』や『汚れ』も意味する。したがって、『汚れ』、『泥沼』、『あまり美しくない風景』が語源の解釈の候補となる。この地名の解釈は非常に難しい
歴史
[編集]カーデンベルゲは1148年に初めて文献に記録されている。元の聖ニコライ教会は1319年頃に初めて記録されている。1742年から1752年まで、古い基礎の上に教会の新しい建物が建設された。
1319年頃ブレーメンの騎士領が記録されている。1724年旧騎士領に3階建ての領主館が建設された。この建物は後にブレーメン伯の騎士の所有となり、カーデンベルゲ城と称した。現在この建物はカーデンベルゲ職業訓練学校の寄宿舎となっている。
カーデンベルゲは、中世以降この地域の市場が開催される場所として発展した。
1881年ハンブルクからクックスハーフェンにつながるニーダーエルベ鉄道の駅が建設された。このカーデンベルゲ駅は1905年と1912年に拡充がなされた。
1965年6月1日、カーデンベルゲ、ヴィングスト、オペルンはザムトゲマインデ・アム・ドプロックを形成した。ビュルカウとオーベルンドルフが1970年に、ノイハウス、ベルム、ゲーファードルフが1972年にこれに加わった。
2016年11月1日にカーデンベルゲは隣のゲーファースドルフと合併し、新たな自治体カーデンベルゲが形成された[3]。
人口推移
[編集]年 | 1987 | 1992 | 1997 | 2002 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2015 |
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人口(人) | 3,083 | 3,114 | 3,236 | 3,337 | 3,371 | 3,377 | 3,343 | 3,349 | 3,328 | 4,126 |
それぞれ12月31日時点の数値[4]
行政
[編集]議会
[編集]カーデンベルゲの町議会は、15人の議員で構成されている[5]。これは人口 3,001人から5,000人のザムトゲマインデに属す町村の議員定数である[6]。議員は5年ごとに住民の選挙で選出される[7]。
首長
[編集]町議会は、議員のヴォルフガング・ヘス(無所属)を任期中の名誉職の町長に選出した[8]。
第二次世界大戦後の町長を列記する:
- 1945年 - 1946年: テオドール・カルステン
- 1946年 - 1948年: アウグスト・グリンテンカンプ
- 1948年 - 1950年: テオドール・カルステン
- 1950年 - 1953年: アドルフ・オットー・シュリヒトマン
- 1953年 - 1965年: ハンス・アルベルト・ヴィルヘルム・シュロット
- 1965年 - 1981年: カール・ブロットマン
- 1981年 - 1986年: ハインツ・レムカウ (CDU)
- 1986年 - 2001年: アントン・ヘルツィヒ (SPD)
- 2001年 - 2011年: ハンス・ゲオルク・ハインセン (CDU)
- 2011年 - : ヴォルフガング・ヘス(無所属)
紋章
[編集]図柄: 左右二分割。向かって左側: 頂部は赤地に銀色の犂。その下は銀地に青い海を向かって右に進む黒い帆を張り、マストに赤い三角旗を付けた、赤い1本マストの船。向かって右側: 銀地に、分割線から半分だけ現れた赤い歯車[9][10]。
解説: 向かって左側の犂と船は、ゲーファースドルフ住民の伝統的な職業である農業と海運(および漁業)を表している。向かって右は、断絶したブレーメン伯家の紋章から採られた。この伯家は何世紀にもわたってカーデンベルゲを領有し、その発展に大きな影響を及ぼした。
文化と見所
[編集]公園、城館、鳩舎
[編集]ブレーメン伯の城館公園には、領主館、風変わりな鳩小屋、珍しい樹木がある。この公園は2008年末に、歴史的な姿に戻され、保護文化財に指定された。この公園からの遊歩道は、ヴィングストのフレーゼン湿地を通っている。
3階建てのレンガ作りの領主館は、1724年から1752年に建設された。寄せ棟屋根には八角形木造の明かり取りの小塔が見られる。
鳩舎は現在、博物館とホテルになっている。
教会
[編集]元々ゴシック様式だった聖ニコライ教会は、ミラのニコラウスにちなんで命名された。この教会は、教皇の資料収集係であるヤーコプ・デ・ロタの1319年の業務報告書に記録されている。1742年から1752年に、その基礎壁の上に、多角形の東端を持つ長方形のザールキルヒェとして、より大きなレンガ造りの新しい建物が建設された。
西の、独立した木造の鐘楼は1723年に建造された。教会の新築で、古い教会のかなり多くの部分が取り壊されたため、この塔はやや均整を欠いた格好になっている。現在は積み重ねられた石材で見えなくなっているが、この塔は4本の壁が付けられた石柱の上に建っている。塔には3つの鐘が設置されている。2つがカリヨン用、1つが時報用の鐘である。2つのカリヨン用の鐘は、As' と G' に調音されている。2つの鐘のうち、小さい方の鐘は1698年にシュターデのクリストフ・ハウプナーによって製作されたが、大きい方の鐘は割れてしまったため1732年にカスパー・ケーニヒによって鋳造された。大きい鐘は第二次世界大戦で供出しなければならなかったが、その後無傷で返却された。時報の鐘は1950年に初めて鋳造された。
内部: 説教壇付き祭壇は18世紀の初めに制作された。信者席、2階席、グーツプリーヒェ(領主用貴賓席)は18世紀末に創られた。オルガンの製造は18世紀にヤーコプ・アルブレヒトによって着手され、1754年から1756年までヨハン・ハインリヒ・クラップマイヤーが引き継ぎ、1764年にディートリヒ・クリストフ・グローガーによって完成された。
教会と教会塔は1962年から1965年に修復された[11]。
年中行事
[編集]- 春の市(4月の第3週末)
- カーデンベルゲ射撃祭(6月第4週末の土曜日)
- カーデンベルゲ=ランゲンシュトラーセ射撃祭(9月の第1週末の日曜日)
- 秋の市(10月の第3週末)
- カーデンベルガー・フェラインのアドヴェント交流会(第3アドヴェント)
経済と社会資本
[編集]交通
[編集]カーデンベルゲは、連邦道 B73号ハンブルク - クックスハーフェン線およびヴィングストへ向かう郡道 K22号線沿いに位置している。
ハンブルクからクックスハーフェンに向かうニーダーエルベ鉄道が通っており、カーデンベルゲに駅がある。
人物
[編集]出身者
[編集]- アウグスト・ディークマン(1912年 - 1943年)武装親衛隊大佐
関連文献
[編集]- Willi Klenck (1957). Heimatbuch des ehemaligen Kreis Neuhaus an der Oste. Lamstedt: A. Pockwitz Verlag
出典
[編集]- ^ Landesamt für Statistik Niedersachsen, LSN-Online Regionaldatenbank, Tabelle A100001G: Fortschreibung des Bevölkerungsstandes, Stand 31. Dezember 2023
- ^ “Ortsnamen - Übersicht für den Buchstaben C”. 2016年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月17日閲覧。
- ^ “Gesetz über die Neubildung der Gemeinde Cadenberge, Landkreis Cuxhaven” (PDF). Niedersächsisches Gesetz- und Verordnungsblatt (Nds. GVBl.) (19). (2015年11月12日)
- ^ “Themenbereich: Bevölkerung - Tabellen”. Landesamt für Statistik Niedersachsen. 2019年8月16日閲覧。
- ^ “KDO-Wahlpräsentation - Gesamtergebnis Gemeinderatswahl Cadenberge 11.09.2016”. 2019年8月17日閲覧。
- ^ “Niedersächsisches Kommunalverfassungsgesetz (NKomVG) Vom 17. Dezember 2010, § 46 Zahl der Abgeordneten”. 2019年8月5日閲覧。
- ^ “Niedersächsisches Kommunalverfassungsgesetz (NKomVG) Vom 17. Dezember 2010, § 47 Wahl und Wahlperiode der Abgeordneten”. 2019年8月5日閲覧。
- ^ “Samtgemeinde Land Hadeln - Politik - Gemeinderat Cadenberge”. 2019年8月17日閲覧。
- ^ “184. GEBIETSÄNDERUNGSVERTRAG zwischen der Gemeinde Cadenberge und der Gemeinde Geversdorf, beide Landkreis Cuxhaven, § 5 Wappen”. Amtsblatt für den Landkreis Cuxhaven 39 (26): p. 189. (2015年7月16日)
- ^ “Cadenberge - Samtgemeinde Land Hadeln”. 2019年8月17日閲覧。
- ^ Georg Dehio (1977). Dehio-Handbuch der deutschen Kunstdenkmäler – Bremen/Niedersachsen. Darmstadt: Deutscher Kunstverlag