カールスルーエ市電GT6-70D/N形電車
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カールスルーエ市電GT6-70D/N形電車 | |
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259(2019年撮影) | |
基本情報 | |
製造所 | デュワグ→シーメンス |
製造年 | 1995年 - 2005年 |
製造数 | 45両(221 - 265) |
投入先 |
カールスルーエ市電 カールスルーエ・シュタットバーン |
主要諸元 | |
編成 | 3車体連接車、片運転台 |
軸配置 | Bo'2'Bo' |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 |
直流750 V (架空電車線方式) |
設計最高速度 | 80 km/h |
車両定員 | 175人(着席90人) |
車両重量 | 37.8 t |
全長 | 29,500 mm |
全幅 | 2,650 mm |
床面高さ |
340 mm(低床部分) (低床率70 %) |
主電動機出力 | 127 kw |
出力 | 508 kw |
備考 | 主要数値は[1][2]に基づく。 |
GT6-70D/N形は、ドイツ・カールスルーエの路面電車であるカールスルーエ市電およびカールスルーエ・シュタットバーンで使用されている電車。車内の大部分の床上高さが低い部分超低床電車である[1][2]。
概要
[編集]1960 - 1970年代に製造された旧型車両の置き換えを目的に導入された、カールスルーエ市電初の超低床電車(部分超低床電車)。片運転台式の3車体連接車で、従来の車両に比べて車体幅が広くとられており、定員数も増加している。また前後車体には連結器が設置されており、複数の車両を繋いだ運用も可能となっている[1][2]。
主電動機は三相誘導電動機が用いられ、車端に設置されたボギー台車に2基づつ搭載されている。この動力付き台車が設置されている部分は床が高い位置に設置されている一方、それを除いた車内全体の70 %は床上高さを340 mmに抑えており、バリアフリーに対応している。また、鉄道規格で建設された区間でも運用される事から、ドイツの路面電車規格(BOStrab)および鉄道規格(EBO)双方に適合した設計が採用されている[1][2]。
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連結器
1995年から2005年の間に45両が導入されており、そのうち1995 - 1996年の導入分である20両(221 - 240)はデュワグ、2002年から2005年にかけて導入された25両(241 - 265)はデュワグを吸収したシーメンスによって製造が実施されている。これらの車両はカールスルーエ市電の各系統に加え、カールスルーエ・シュタットバーンのうちS2号線にも使用される[1][3][4]。
関連形式
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “Niederflurwagen GT6-70D/N”. AVG. 2014年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月30日閲覧。
- ^ a b c d 鹿島雅美「ドイツの路面電車全都市を巡る 10」『鉄道ファン』第46巻第9号、交友社、144-147頁。
- ^ “Informationen – Stadtbahn VBK Karlsruhe”. Werbezentrale Lloyd Eisfeller. 2022年10月30日閲覧。
- ^ “Nur noch Niederflurbahnen: S2 zwischen Spöck und Rheinstetten wird barrierefrei”. ka-news.de (2017年7月26日). 2022年10月30日閲覧。
- ^ “Niederflurwagen GT8-70D/N”. AVG. 2014年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月30日閲覧。