カール・ニールセン国際音楽コンクール
カール・ニールセン国際音楽コンクール（英: Carl Nielsen International Music Competitions）は、デンマークのオーゼンセで開催される若手音楽家のための音楽コンクールである。
デンマークの作曲家カール・ニールセンの名を冠し、1980年に第1回が開催された。ヴァイオリン・コンクール、フルート・コンクール、クラリネット・コンクール、オルガン・コンクールの4種類がある（それぞれ、ニールセン作曲のヴァイオリン協奏曲、フルート協奏曲、クラリネット協奏曲、オルガン曲「コンモツィオ」が演奏される）
1981年、国際音楽コンクール世界連盟に加盟した。
開催年と入賞者
[編集]1980年（第1回ヴァイオリン・コンクール）
[編集]- 第1位 Kathleen Winkler （アメリカ）
- 第2位 Per Enoksson （スウェーデン）
- 第3位 村田穂積（日本）
- 第4位 アドリアーナ・ロシン(Adriana Rosin)（ルーマニア）
- 第5位 グラジナ・スコウロン(Grazyna Skowron) （ポーランド）
- 第6位 マリウス・ニシテーネ （ルーマニア）
1984年（第2回ヴァイオリン・コンクール）
[編集]- 第1位 Osamu Yaguchi （日本）
- 第2位 レナータ・チュレイ-アタナシウ(Lenuta Ciulei-Atanasiu) （ルーマニア）
- 第3位 ヨハネス・ゾーイ・ハンセン(Johannes Søe Hansen) （デンマーク）
- 第4位 ヤロスラフ・ゾルニエルスキー(Jaroslaw Zolnierczyk) （ポーランド）
- 第5位 ヤコブ・フリース(Jacob Friis) （デンマーク）
- 第6位 Anne Yuuko Akahoshi （ドイツ）
- Karol Stryja 賞 レナータ・チュレイ-アタナシウ(Lenuta Ciulei-Atanasiu)、ヨハネス・ゾーイ・ハンセン(Johannes Søe Hansen)
1988年（第3回ヴァイオリン・コンクール）
[編集]- 第1位 アレクセイ・コチヴァネッツ(Alexei Kochvanets) （ソ連）
- 第2位 ハイケ・ヤニケ(Heike Janicke)（ドイツ）
- 第3位 服部譲二（日本）
- 第4位 ニコル・モナハン(Nicole Monahan) （アメリカ）
- 第5位 Sigrun Edvaldsdottir （アイスランド）
- 第6位 ベアタ・ヴァリキエヴィツ(Beata Warykiewicz) （ポーランド）
- Karol Stryja 賞 ハイケ・ヤニケ(Heike Janicke)
1992年（第4回ヴァイオリン・コンクール）
[編集]- 第1位 ニコライ・シェプス＝ズナイダー（デンマーク）
- 第2位 ジセニファー・コー （アメリカ）
- 第3位 ペッカ・クーシスト （フィンランド）
- 第4位 イリヤ・セクレル （ロシア）
- 第5位 なし
- 第6位 ヴラディスラフ・アデリハノフ （ロシア）
- Karol Stryja 賞 ニコライ・シェプス＝ズナイダー(Nikolaj Znaider)
- ヘンリク・シェリング記念賞 ペッカ・クーシスト(Pekka Kuusisto)、Radoslaw Szulc （ポーランド）
- オーゼンセ交響楽団賞 ジセニファー・コー
- 聴衆賞 ジセニファー・コー
1996年（第5回ヴァイオリン・コンクール）
[編集]- 第1位 アデーレ・アンソニー（オーストラリア）
- 第2位 マリーン・ブロマン(Malin Broman) （スウェーデン）、ヤッコ・クーシスト(Jaakko Kuusisto) （フィンランド）
- 第3位 なし
- 第4位 なし
- 第5位 エスター・ノ(Esther Noh)（アメリカ）
- 第6位 タマーシュ・アンドラーシュ(Tamás András) （ハンガリー）
- Karol Stryja 賞 アデーレ・アンソニー(Adele Anthony)
- オーゼンセ交響楽団賞 アデーレ・アンソニー、アデーレ・アンソニー
- 聴衆賞 Esther Noh
1997年（第1回クラリネット・コンクール）
[編集]- 第1位 スピローズ・モウリキス(Spyros Mourikis) （ギリシャ）
- 第2位 イゴール・ベゲルマン （アメリカ）
- 第3位 カルロ・ファイリ(Carlo Failli) （イタリア）
- 第4位 アンネ・ピーライネン(Anne Piirainen) （フィンランド）
- デンマーク作品の最優秀演奏賞 イゴール・ベゲルマン
- オーゼンセ交響楽団賞 スピローズ・モウリキス
- 聴衆賞 スピローズ・モウリキス
1998年（第1回フルート・コンクール）
[編集]- 第1位 カール-ハインツ・シュッツ(Karl-Heinz Schütz)（オーストリア）
- 第2位 瀬尾和紀（日本）
- 第3位 ヘンリク・ヴィーゼ(Henrik Wiese) （ドイツ）
- 第4位 ナタリー・シュワーベ(Natalie Schwaabe) （ドイツ）
- デンマーク作品の最優秀演奏賞 ゲイリー・アーブスノット（イギリス）
- オーゼンセ交響楽団賞 ヘンリク・ヴィーゼ
- 聴衆賞 瀬尾和紀
1999年（ヴァイオリン・コンクール・イン・ニューヨーク）
[編集]- 第1位 レノール・マルティンスキ(Leor Maltinski) （イスラエル）
- 第2位 松山冴花（日本）
- 第3位 Mariko Inaba （日本）
- デンマーク作品の最優秀演奏賞 Mariko Inaba
- オーゼンセ交響楽団賞 松山冴花
2000年（第6回ヴァイオリン・コンクール）
[編集]- 第1位 田野倉雅秋（日本）
- 第2位 ドミトリ・トカチェンコ(Dmytro Tkachenko) （ウクライナ）
- 第3位 ミッケル・フットルップ(Mikkel Futtrup) （デンマーク）
- 第4位 マリウス・ペティラ （ポーランド）
- デンマーク作品の最優秀演奏賞 オーレ・ヤコブ・フレデリクセン(Ole Jakob Frederiksen) （デンマーク）
- オーゼンセ交響楽団賞 マリウス・ペティラ
2001年（第2回クラリネット・コンクール）
[編集]- 第1位 アレクサンダー・フィタースタイン(Alexander Fiterstein) （アメリカ）
- 第2位 ニコラ・バルディルー（フランス）
- 第3位 ヤン・トーベン(Jens Thoben) （ドイツ）
- 第4位 セバスティアン・ブート(Sebastien Batut) （フランス）
- デンマーク作品の最優秀演奏賞 アレクサンダー・フィタースタイン
- オーゼンセ交響楽団賞 マリウス・ペティラ
- 子供の審査員賞 ロバート・ピックアップ(Robert Pickup) （南アフリカ）
2002年（第2回フルート・コンクール）
[編集]- 第1位 ピルミン・グレ(Pirmin Grehl) （ドイツ）
- 第2位 デニス・ブリアコフ (Denis Bouriakov)（ロシア）
- 第3位 フラジーナ・ワルガ(Fruzsina Varga) （ハンガリー）
- 第4位 サラ・ルーマー(Sarah Rumer) （オーストリア／スイス）
- デンマーク作品の最優秀演奏賞 デニス・ブリアコフ
- オーゼンセ交響楽団賞 デニス・ブリアコフ
- 子供の審査員賞 シャーロッテ・ノーホルト(Charlotte Norholt) （デンマーク）
2004年（第7回ヴァイオリン・コンクール）
[編集]- 第1位 クン・ヒュクジョ(Hyuk-Joo KWUN) （韓国）
- 第2位 エリン・キーフ(Erin Keefe) （アメリカ）
- 第3位 ホン・ウィヨン(Ui-Youn HONG) （韓国）
- 第4位 ジュディー・カン （韓国）
- デンマーク作品の最優秀演奏賞 クン・ヒュクジョ（韓国）
- オーゼンセ交響楽団賞 エリン・キーフ（アメリカ）
- 聴衆賞 クン・ヒュクジョ（韓国）
2005年（第3回クラリネット・コンクール）
[編集]- 第1位 Olivier Patey （フランス）
- 第2位 オリヴァー・ヴィヴァレス(Olivier Vivarès) （フランス）
- 第3位 ビョルン・ナイマン(Björn Nyman)（ノルウェー）
- 第4位 ヴィンセント・プノー(Vincent Penot) （フランス）
- デンマーク作品の最優秀演奏賞 Olivier Vivarès （フランス）
- オーゼンセ交響楽団 Olivier Vivarès （フランス）
- 子供の審査員賞 Children's Jury、田中香織（日本）
2006年（第3回フルート・コンクール）
[編集]- 第1位 アレクサンドラ・グロット(Alexandra Grot) （ロシア）
- 第2位 ルーカス・ドゥルゴシュ(Lukasz Dlugosz) （ポーランド）
- 第3位 マリオン ラランクール(Marion Ralincourt) （フランス）、グリゴリー・モルダショフ(Grigory Mordashov) （ロシア）
- デンマーク作品の最優秀演奏賞 アレクサンドラ・グロット（ロシア）
- オーゼンセ交響楽団賞アレクサンドラ・グロット （ロシア）
- 子供の審査員賞 アレクサンドラ・グロット（ロシア）