カール・ピウッティ
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カール・ピウッティ(Karl Piutti, 1846年4月30日 - 1902年6月17日)は、ドイツ・ロマン派音楽の作曲家・オルガニスト。名の綴りについては Carl とする資料もある。
生涯
[編集]現テューリンゲン州のエルガースブルクに生まれる。ライプツィヒ音楽院に学び、1875年より同校にて教鞭を執る。さらに1880年より、ライプツィヒ・トーマス教会のオルガニストに就任した。オルガンのために約200曲のコラール前奏曲を作曲したほか、《婚礼のソナタ》(Trauungssonate)、モテット、詩篇唱の編曲、リート、ピアノ曲を手掛けた。《聖霊降臨祭》(Die Pfingstfeier) という名のオルガン曲も遺している。ライプツィヒにて没。
主要作品一覧
[編集]合唱曲
[編集]- 2つの詩篇唱 Zwei Psalmen 作品30
- 2つのモテット Zwei Motetten 作品33
- Selig sind die Toten
- Die auf den Herrn harren
オルガン曲
[編集]- 8つの前奏曲 Acht Präludien 作品2
- オルガンのための讃美歌 ニ長調 Orgel-Hymnus D-Dur 作品5
- ソナタ形式による4つの小品の連作《結婚式(婚礼ソナタ)》"Die Trauung" - Zyklus von vier Stücken in Form einer Sonate 作品9
- 有名なコラールによる10の即興曲 Zehn Improvisationen über bekannte Choräle 作品15
- 前奏曲とフーガ《聖霊降臨祭》Präludium und Fuge, "Die Pfingsfeier" 作品16
- 祝祭の賛歌 Fest-Hymnus 作品20
- オルガン・ソナタ ト短調 Orgelsonate g-Moll 作品22
- オルガン・ソナタ ホ短調 Orgelsonate e-Moll 作品27
- 10の短いオルガン小品集 Zehn kürzere Orgelstücke 作品32
- 200のコラール前奏曲 200 Choralvorspiele 作品34