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ガイオズ・ニガリジェ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ガイオズ・ニガリジェ
ガイオズ・ニガリジェ(2013年撮影)
ジョージア(グルジア)
生誕 (1989-04-24) 1989年4月24日(35歳)
タイトル グランドマスター(2014年 - 2015年)
インターナショナル・マスター(2009年)
FIDEレート 2464 (2022年11月)
最高レート 2566(2015年1月)
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ガイオズ・ニガリジェグルジア語: გაიოზ ნიგალიძე: Gaioz Nigalidze、1989年4月24日 - )はジョージア(グルジア)チェスプレーヤー[1]。2013年と2014年のジョージアチェス選手権英語版優勝者で、インターナショナルマスター (IM) の称号を有する。2014年から2015年にかけてはグランドマスターの称号も有していた。

2015年ドバイオープンでの事件

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彼は2015年ドバイオープンでの違反行為によって注目を集めることとなった。この大会の第6回戦の対戦者であったチグラン・ペトロシアン(元世界チャンピオンとは別人)は、ニガリジェはゲームにおいて重要な局面が訪れると、決まって洗面所へ行くと抗議した。ペトロシアンは、2014年12月にアル・アインで行われた試合でも、ニガリジェが同様の行動をとっていたことに疑念を抱いていた[2]。ペトロシアンは、毎回決まって同じ個室の手洗いへ行くのは不自然だと、チーフ・アービター(審判長)であったマハディ・アブドゥル・ラヒムに訴えた[3]。その個室を確認したところ、トイレットペーパーにくるまれたスマートフォンヘッドセットが便器の後ろから発見された。

当初は自分のスマートフォンではないと否定していたが、スマートフォンからはニガリジェのSNSアカウントへログインされており[4]、ドバイ・オープンの局面がアプリで解析されていた[5]。ニガリジェはドバイ・オープンで失格となった。国際チェス連盟のルールでは、通信や局面の分析ができる電子機器を競技中に使用することは固く禁止されており、これに違反したものには、最初の違反の場合は3年間、再度の違反の場合は15年間の出場停止処分がそれぞれ課される。その後、ニガリジェは3年間の出場停止処分となり、グランドマスターの称号は取り消された。過去の競技についても調査が進められている[6]

出典

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  1. ^ 杉本吏 (2016年10月13日). “将棋棋士の「スマホ不正」疑惑と「出場停止処分」について思うこと”. アイティメディア. 2016年10月14日閲覧。
  2. ^ Gaioz Nigalidze, Twice Georgian Champion, Caught Cheating”. Chess-News.ru (2015年4月12日). 2016年1月5日閲覧。
  3. ^ Dubai bans Georgian Chess Champion Caught Cheating at Dubai Open Chess Tournament | Dubai Chess”. Dubaichess.ae. 2016年1月5日閲覧。
  4. ^ Miller, Michael E. (2015年4月14日). “Chess grandmaster accused of using iPhone to cheat during international tournament”. The Washington Post. 2016年1月5日閲覧。
  5. ^ Leon Watson (2015年4月12日). “Bad move: Grandmaster caught cheating at chess in a lavatory”. http://www.telegraph.co.uk/culture/chess/11531055/Grandmaster-makes-bad-move-after-being-caught-cheating-at-chess-in-a-lavatory.html 2016年10月14日閲覧。 
  6. ^ FIDE Ethics Commission Judgement in case of Gaioz Nigalidze”. Fide.com (2015年12月24日). 2016年1月5日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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