ガリスン図書館
ガリスン図書館の場所を示す古い写真 | |
国 | ジブラルタル |
---|---|
種別 | 図書館 |
専門分野 | 地元の軍事史 |
創設 | 1793年 |
関係法令 | “Gibraltar Garrison Library Trust Act 2011” (PDF) (英語). Government of Gibraltar. 2012年12月21日閲覧。 |
所在地 | Governor's Parade |
座標 | 座標: 北緯36度08分20秒 西経5度21分08秒 / 北緯36.138966度 西経5.35215度 |
収蔵情報 | |
収蔵品種 | 書籍、新聞、地図 |
収蔵数 | 45,000 |
利用情報 | |
利用資格 | 月曜-金曜 |
貸し出し人数 | 30,000 |
その他 | |
館長 | Dr. Jennifer Ballantine Perera |
ガリスン図書館(ガリスンとしょかん、英: Garrison Library)は、ジョン・ドリンクウォーター・ビートン大尉(のち大佐)によって1793年にジブラルタルに設立された。
沿革
[編集]この図書館が公式に開かれたのは1804年、ケント公によってである。1823年において、料金は「100ハード・ダラー」であり、それはこの商業図書館 (Commercial Library) の所有者である150名によって払われた。各人は1冊の大型本、あるいは3冊の小型本、あるいは小説1揃えを、1-2週間借りることができた。代わりに、彼らは毎年16ドルを支払う必要があった。これは営利事業であり、図書館の会員権は売買できた。13名の運営委員が毎年選出され、夏冬で時間は異なるが年中無休で図書館は開館した[1]。
この図書館は、世界で2番目に古い英語新聞であるジブラルタル・クロニクル紙の本部および書庫としても使われた。この図書館はジブラルタルの守備隊 (Garrison) の士官たちが、自らのために設立したものである。これは2百年以上にわたりトラストが運営する民間団体だったが[2]、2011年9月にジブラルタル自治政府に譲渡された[3]。
概観
[編集]蔵書数は45,000冊で、多くの稀覯本を含む。テーマとして文化と旅行をよくカバーしている。この図書館は、ジブラルタルに駐留する士官らを愉しませるために始められた。ジブラルタルの歴史に関して優れたコレクションを持つ。多くのリトグラフや絵画印刷を持ち、多くの家具類は興味深い歴史的背景を持つ。
2006年にジブラルタル・クロニクル紙の編集室はウォーターゲート・ハウスの新しい建物に移転し、2007年に印刷所もニュー・ハーバーズに移転した。ジブラルタル・クロニクル紙のバックナンバーは、1975年に発刊されたパノラマ紙のものと共に、今もガリスン図書館に残されている[4]。
脚注
[編集]- ^ A catalogue of books in the Gibraltar commercial library, established in the year 1806. Gibraltar: Garrison Library. (1823). pp. 163 2012年12月23日閲覧。
- ^ Gibraltar Garrison Library Minute Books and 200th Anniversary Commemorative Booklet, 2004
- ^ Mascarenhas, Alice (2011年9月21日). “New Chapter for Gib's Ancient Library”. Gibraltar Chronicle 2012年12月23日閲覧。
- ^ Ángela Alameda Hernández. The discursive construction of Gibraltarian identity in the printed press: A critical discourse analysis on the Gibraltar issue (PhD Thesis). University of Granada. pp. 135–136. 84-338-3818-0 2012年12月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- Barnaby Rogerson. “Gibraltar in History” (英語). Travel Intelligence. 2012年12月21日閲覧。