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ガリブ・ラス急行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ガリブ・ラス急行
チェンナイ・セントラル-ハズラト・ニザームッディーン・ガリブ・ラス急行(英語版) (2018年撮影)
インドの旗 インド
運行者 インド鉄道
使用車両 客車 ICF客車
最高速度 130 km/h
平均速度 81 km/h
運行開始 2006年
軌間 1,676mm
備考 主要数値は[1][2][3]に基づく。
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ガリブ・ラス急行英語: Garib Rath Express)は、インド鉄道が運行する列車種別の1つ。安価で利用可能な冷房付き列車で、2006年から営業運転を開始した。愛称の「ガリブ・ラス」は「貧民の戦車」を意味する[1][2][3]

概要

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度重なる運賃の値上げへの救済措置として中間所得層や低所得層へ向けて設定された、安価で利用可能な冷房付き列車。インド政府による運賃の補助が行われており、他の急行種別の列車と比べて運賃が約2/3以下に抑えられている。編成は主に3段式ベッドを備えた寝台車や座席車で構成されている一方、列車によっては食堂車や寝台車が設置されていない場合がある他、これらが存在する列車でも食事や寝具は有料となる。また、定員数を増やすため、座席のシートピッチやベッドの幅は他の冷房付き急行列車と比べて狭くなっている[1][2][4]

車両は緑色黄色の専用塗装を有するICF客車が使用されているが、老朽化の進行に加えて列車の安全性向上の側面からより近代的なLHB客車への置き換えが検討されている[3][4]

2006年サハルサ英語版アムリトサルを結ぶサハルサ-アムリトサル・ガリブ・ラス急行が運行を開始して以降、「ガリブ・ラス急行」という種別を有する列車は以下の系統が設定されている[1]

ギャラリー

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d Garib Rath Express: Timings, Routes, Ticket Fare”. the Quint World (2021年4月29日). 2024年3月21日閲覧。
  2. ^ a b c Good News! Garib Rath Express Not To Be Discontinued; Indian Railways Issues This Statement”. apb LIVE (2019年7月19日). 2024年3月21日閲覧。
  3. ^ a b c Sonu Singh (2020年7月12日). “Garib Rath ICF Coach Will Replace By Modern LHB Coach”. Excelebiz. 2024年3月21日閲覧。
  4. ^ a b Anushka Jain (2022年6月5日). “Why Do Indian Railways Have Different Color Coaches Like Red, Green, Blue, And Brown? Read Here”. EnterTales. 2024年3月21日閲覧。