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ガヴル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Gâvres



地図
行政
フランスの旗 フランス
地域圏 (Région) ブルターニュ地域圏
(département) モルビアン県
(arrondissement) ロリアン郡
小郡 (canton) ポール=ルイ小郡
INSEEコード 56062
郵便番号 56680
市長任期 ドミニク・ル・ヴエデック
2008年 - 2014年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté d'agglomération du pays de Lorient
人口動態
人口 792人
2007年[1]
人口密度 421人/km2
地理
座標 北緯47度41分23秒 西経3度21分15秒 / 北緯47.6897度 西経3.3542度 / 47.6897; -3.3542座標: 北緯47度41分23秒 西経3度21分15秒 / 北緯47.6897度 西経3.3542度 / 47.6897; -3.3542
標高 平均:m
最低:0m
最高:10 m
面積 1.88km2
Gâvresの位置(フランス内)
Gâvres
Gâvres
公式サイト site officiel
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ガヴル (Gâvres、ブルトン語:Gavr)は、フランスブルターニュ地域圏モルビアン県コミューン

地理

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1750年の地図。ポール=ルイ要塞の南にある細い半島の先端がガヴル

ガヴルはグロワ島の東側、ロリアン湾の入口にある半島に位置する。元々は半島の先にある岩だらけの島だったが、砂州によって本土とつながった、いわゆる陸繋島となっている。本土と平行な半島であり、満潮になると小ガヴル海(la petite mer de Gâvres)という面積350ヘクタールものラグーンを形成する。ラグーンでは昔からハマグリなど貝類が採られている。

同じ小郡内のプルイネック(fr)へ行くには、半島に通じる道路を行く必要がある。

ガヴル半島は、海洋性気候や多様な海洋生物の恩恵を受ける、脆弱な海岸線を持つ。しかし、気候変動に対して特に弱い。

コミューン沖の海砂採掘計画が持ち上がると、ガヴル半島海岸線保護協会との戦いが始まった。メディアの報道によれば、計画は凍結されて住民を安心させた[2]

ブルターニュの海岸の1/5は、海面水位の上昇で発生する海水準変動または海岸浸食にさらされている[3]。ガヴル近辺は既に海水面の高さより下回っており、まちは2001年の嵐、さらに2008年も甚大な被害を受けた。

歴史

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17世紀から18世紀にロリアン港やポール=ルイの開発が並行して行われ戦略上の重要な土地となるまでは、まちの歴史は沿岸漁業、そしてイワシ漁に代表される近海漁業とつながってきた。

観光

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ガヴルの子供たちが数世代にわたって遊び場としてきた墳丘墓は、古墳の下の通路にあるドルメンである。

美しい砂浜や岩の海岸があり、2つのキャンプ場がある。賃貸アパートもある。

第二次世界大戦に設置された、装甲扉や砲床、迫撃砲や機関銃を備えたブンカーがいまだ多く残っている。これらのブンカーは、かつてドイツ海軍の重要な基地であったロリアン港の入口を守るためにつくられていた。

人口統計

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1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年
1205 1166 1076 939 848 893 813

脚注

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  1. ^ données officielles 2007 sur le site de l’INSEE
  2. ^ Ouest-France, interview du maire de Gâvres, « Pour autant, poursuit l'élu, il ne faut pas oublier le rôle majeur joué par l'Association de sauvegarde du littoral de la presqu'île de Gâvres dans ce combat. Elle fut la première à se mobiliser contre. Elle a surtout fait preuve d'un sens politique aigu en ne restant pas à l'échelle de Gâvres et en s'ouvrant à d'autres associations de défenses du littoral pour créer Le Peuple des dunes » Ouest-France, lien du 22/07/2009, 2009/05/16
  3. ^ [1] sur le site ouest-france, consulté le 1er janvier 2013