ガールズ・トーク (エルヴィス・コステロの曲)
「ガールズ・トーク」 | ||||
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デイヴ・エドモンズ の シングル | ||||
初出アルバム『Repeat When Necessary』 | ||||
B面 |
バッド・イズ・バッド (Bad is Bad) | |||
リリース | ||||
規格 | シングル盤 | |||
録音 | 1978年 | |||
ジャンル | ロック、ニュー・ウェイヴ | |||
時間 | ||||
レーベル | スワンソング | |||
作詞・作曲 | エルヴィス・コステロ | |||
プロデュース | デイヴ・エドモンズ | |||
デイヴ・エドモンズ シングル 年表 | ||||
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「ガールズ・トーク」 | ||||
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エルヴィス・コステロ・アンド・ザ・アトランクションズ の シングル | ||||
A面 | アイ・キャント・スタンド・アップ・フォー・フォーリング・ダウン | |||
リリース | ||||
録音 | 1979年 | |||
時間 | ||||
レーベル |
F-Beat (UK) Columbia (USA) | |||
作詞・作曲 | エルヴィス・コステロ | |||
プロデュース | ニック・ロウ | |||
エルヴィス・コステロ・アンド・ザ・アトランクションズ シングル 年表 | ||||
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「ガールズ・トーク」("Girls Talk")はエルヴィス・コステロが作詞作曲したニュー・ウェイヴの曲。録音は1978年のデイヴ・エドモンズによるものが最初。
初期のバージョンをコステロからもらったエドモンズが手を加えて、自身のアルバム Repeat When Necessary に収録した。エドモンズのバージョンは全英シングル・チャートで最高4位、アイルランドで最高12位となった。コステロも後に自身によるバージョンをリリースした( "I Can't Stand Up for Falling Down" のB面に収録)。
背景
[編集]コステロの既発作品に多く見られるように、歌詞は "though you may not be an old-fashioned girl, you're still going to get dated" のようにダブルミーニングに満ちており、意味が捉えにくい[1]。2002年にライノから再発された Get Happy!! のライナーノーツで、コステロは、女性のゴシップを歌ったものだと述べている[2]。
本曲の最も成功したカバーバージョンはデイヴ・エドモンズによるもので、コステロは「酔った勢いで」この曲をエドモンズにあげてしまったという[2][3]。エドモンズは「ある日、エルヴィスがスタジオに来て、『この曲あげるよ』と言ってカセットをくれた。だがあまりよい出来ではなかった。というのも、ギター1本の、ものすごい速さの演奏だったので。最初は理解できなかった。しかし、自分で作った全く新しいアレンジと、全く新しい感じがとても気に入った。エルヴィスの気に入ったかどうかはわからない。彼は非常に感情的な人で、気に入らないものはすぐに指摘する」と述べている[4]。
1979年6月にリリースされると、エドモンズのバージョンは全英シングル・チャートで4位となり[3]、11週間チャート上に留まった。エドモンズのイギリスでの最後のトップ10ヒットとなり[5]、アルバム Repeat When Necessary の一曲目を飾った。
コステロが録音したバージョンはシングル "I Can't Stand Up for Falling Down" のB面としてリリースされ[6]、その後しばらくは彼のツアーでの演奏曲の定番となった[7]。
ミュージック・ビデオ
[編集]本曲のミュージック・ビデオが存在する。エドモンズとロックパイルがマンハッタンのミッドタウンにあるワーナー・ブラザース・レコードの屋上で演奏する様子と、マンハッタンを歩くさまざまな人々が写されている[8]。
評論家による評価
[編集]オールミュージックのスチュワート・メイソンは、コステロの「抑えた脅し」の口調を称賛し、「当時のコステロの歌詞の中でも、最も辛辣な部類のものが見られる」と本曲に肯定的な評価を与えている[7]。また、ローリング・ストーン誌のデブラ・レイ・コーエンは、エドモンズのバージョンは「横柄で乱暴」だが、「コステロは、神経質に震わせた声と、足音のように響くソフトなキーボードの音で、この曲の偏執狂的な土台を取り戻している」と語った[9]。
その他のカバーバージョン
[編集]- リンダ・ロンシュタット (1980年、アルバム『激愛』所収)
- リヴィング・エンド (2006年、CDシングル "Wake Up" 所収)
- マシュー・スウィート & スザンナ・ホフス (2013年、アルバム Under the Covers, Vol. 3 所収)
チャート履歴
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週間チャート[編集]
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年間チャート[編集]
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脚注
[編集]- ^ Robert Palmer, Anthony DeCurtis, Blues & Chaos: The Music Writing of Robert Palmer. 2009. p.291. "'Alison' was a hit for Linda Ronstadt, and Dave Edmunds also scored a hit with a Costello song, 'Girls Talk' ('Though you may not be an old-fashioned girl, you're still going to get dated')."
- ^ a b Get Happy!! (Inset). Elvis Costello and the Attractions. US: Rhino Entertainment. 2003. R2 73908。
- ^ a b “Costello Reissues Explode With Bonus Tracks”. Billboard. (July 22, 2003) November 17, 2016閲覧。
- ^ Carl Wiser. “Dave Edmunds”. Song Facts. 2020年11月13日閲覧。
- ^ “DAVE EDMUNDS | Official Charts Company”. Officialcharts.com. 2015年4月15日閲覧。
- ^ Franklin Bruno Elvis Costello's Armed Forces 2005 p.132 "This was another Stax cover, Sam and Dave's "I Can't Stand Up for Falling Down," backed with "Girls Talk," a song EC had given away to Dave Edmunds (whose version hit #2 earlier in the year)."
- ^ a b Song Review by Stewart Mason. “Girls Talk - Elvis Costello,Elvis Costello & the Attractions | Listen, Appearances, Song Review”. AllMusic. 2015年4月15日閲覧。
- ^ Tune In... To 1979. 8 May 2015. Vintage TV。
- ^ Rae, Debra (1980年12月11日). “Elvis Costello Taking Liberties Album Review”. Rolling Stone. 2015年4月15日閲覧。
- ^ Kent, David (1993). Australian Chart Book 1970-1992. St Ives, N.S.W.: Australian Chart Book. ISBN 0-646-11917-6
- ^ “Item Display - RPM - Library and Archives Canada”. Collectionscanada.gc.ca (1979年12月8日). 2019年2月13日閲覧。
- ^ "The Irish Charts – Search Results – Girls Talk". Irish Singles Chart. Retrieved February 7, 2019.
- ^ Joel Whitburn's Top Pop Singles 1955–1990 - ISBN 0-89820-089-X
- ^ Cash Box Top 100 Singles, September 29, 1979
- ^ top100singles.net