キア・ストニック
ストニック(Stonic、스토닉)は、韓国の自動車メーカー、KIAが製造・販売する小型クロスオーバーSUV。
概要
[編集]世界的に人気の高い小型SUV市場に打って出るべく、スポーテージの下を受け持つ車種として開発された。同セグメントのヒュンダイ・コナとプラットフォームなど多くのコンポーネントを共有するが、欧州と北米の両地域で販売されるコナに対して、ストニックは北米市場では販売されず、代わりにやや大柄なセルトスが投入される(韓国、中国、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド市場では両車が併売される)。なお、中国ではKX1(中国名:奕跑)の車名で販売されている。
韓国国内における国産のライバルはサンヨン・チボリ、ルノーサムスン・QM3(=ルノー・キャプチャー)、シボレー・トラックス、輸入車のライバル、ならびに世界的なライバルには日産・ジューク、日産・キックス、ホンダ・HR-V(日本名;ヴェゼル)、プジョー・2008、フィアット・500X、ジープ・レネゲード、トヨタ・C-HR、マツダ・CX-3、アウディ・Q2などがある。
初代(SE(YB CUV)型、2017年- )
[編集]キア・ストニック | |
---|---|
フロント(2017年モデル) | |
リア(2017年モデル) | |
概要 | |
販売期間 | 2017年 - |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 5ドアSUV |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン |
1.0L 直3GDiターボガソリン 1.4L 直4 γ(ガンマ) ガソリン 1.6L 直4 CRDi ターボディーゼル |
変速機 | 7速DCT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,580mm |
全長 | 4,140mm |
全幅 | 1,760mm |
全高 | 1,520mm |
車両重量 | 1,260 - 1,270kg |
2017年6月20日、オランダのアムステルダムにて実車が披露された[1]。
韓国においては、2017年6月27日のプレス向け説明会で初披露され[2]、7月発売予定と発表され、翌7月13日に発表・発売を開始した[3]。
海外向けには1.0L・直列3気筒GDIターボ、1.2L・直列4気筒κ(カッパ)2、1.4L・直列4気筒γ(ガンマ)の3種のガソリンエンジン、ならびに5速マニュアルトランスミッションもしくは7速マニュアルモード付DCTが仕向け先に応じて用意されるが、韓国では1.6L・直列4気筒ディーゼル・CRDi、1.4L・直列4気筒ガソリン、2018年8月に追加された1.0L・直列3気筒GDiターボガソリンの3種すべてに7速マニュアルモード付DCTの組み合わせとなる。
プラットフォームはヒュンダイと共同で新規開発したGBプラットフォームを採用。上述のヒュンダイ・コナのほか、追って登場するYB型リオ、中国市場で販売されるKXクロスにも使用される。
韓国では4WDが設定されないことが災いし販売不振に陥ったため、2020年9月末をもって販売を終了しているが、海外向けは引き続き生産・販売されている。
-
インテリア(2017年モデル)
車名の由来
[編集]スピーディー(Speedy)と音階の第一音である主音(Tonic)を掛け合わせた造語。
脚注
[編集]- ^ “新SUV「ストニック」、欧州で初公開=起亜”. アジア経済ニュース. (2017年6月22日)
- ^ “カメラ付きロボットが車両の隅々までスキャン…現代起亜自動車の「品質の心臓」”. 中央日報日本語版 (KONEST). (2017年6月28日)
- ^ “起亜自が小型SUV「STONIC」発売 コスパ強調=韓国”. 聯合ニュース (KONEST). (2017年7月13日)