キヌガサ
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キヌガサは、かつて存在していたSNSサービス。株式会社paperboy&co.が運営していた。
概要
[編集]株式会社paperboy&co.の家入一真社長によってウケ狙いで始まったSNSである[1]。
キヌガサの名称はキヌガサダケから取られていて、理由は強そうな名前だったから。
キヌガサに参加するには他のユーザーから招待が必要となる招待制だった。ユーザーは自分自身の得意分野を「○○の鉄人」(元プロ野球選手の衣笠祥雄とサービス名のキヌガサを掛けて、あだ名であった「鉄人」から借用)として自己紹介するシステム的特徴があった[1]。
ユーザーが利用できる機能は友人リスト、日記作成、メッセージの送受信、本やCDのレビュー等。レビューによって本やCDが売れれば、売り上げの数%がキヌガサ運営者側に入った。また、ユーザーは自分のアマゾンIDを紐付けする事が出来、その場合はユーザー側のアフィリエイト収入となった。
歴史
[編集]- 2004年6月 サービス開始。
- 2004年10月19日 オークションサイト「ビッダーズ」の出品情報を参照出来る機能を追加[2]。
- 2004年12月12日 携帯電話でも同様のサービスを利用できるようにシステムを拡充[3]。
- 2007年5月15日 NTTスマートコネクト株式会社と共同で「キヌガサ」上でのリアルタイムコミュニケーションに関する検証実験を行う[4]。
- 2009年11月13日 採算が取れない為、同日14時にサービス終了となった。登録者数は約6万8千人だった[5][6]。
脚注
[編集]- ^ a b ““ウケ狙い”のソーシャルネット「キヌガサ」の可能性”. ITmedia NEWS. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “ソーシャルネットワーキングサービス「キヌガサ」が「ビッダーズ Web サービス」に対応”. GMOペパボ株式会社. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “ソーシャルネットワーキングサービス「キヌガサ」が携帯電話に対応”. GMOペパボ株式会社. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “株式会社paperboy&co. NTTスマートコネクト株式会社と共同でリアルタイムコミュニケーションに関する検証を開始 ~SNS「キヌガサ」で最大8名の音声・テキストチャット機能を提供~”. GMOペパボ株式会社. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “ペパボのSNS「キヌガサ」終了 採算合わず”. ITmedia NEWS. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “paperboy&co.のSNS「キヌガサ」、11月13日で終了へ”. CNET Japan (2009年10月14日). 2022年8月2日閲覧。