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グラニュー糖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キャスターシュガーから転送)
グラニュー糖
砂糖の製造工程

グラニュー糖(グラニューとう、英語: granulated sugar[1][2][4][7])は、細かい粒状に結晶させた精製糖の一種である。ザラメ糖のうち、最も結晶が細かい。主成分はショ糖。「グラニュー」とは英語の granulated(粒状にした)の転訛である。

特徴

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世界で最も使用量の多い砂糖であり、世界で「砂糖」といった場合はグラニュー糖のことである。しかし、日本では上白糖の方が一般的で、使用量も多い。

最高純度の糖液からつくられる無色結晶状の砂糖であり、蔗糖純度が高く、転化糖をほとんど含まない[8]ため、上白糖よりサラサラしている。また、非常に溶けやすく、味にクセがないため、コーヒー紅茶甘味料として使用される[9]

空気を含ませて顆粒状にしたものは、フロストシュガーと呼ばれる。これは日新製糖が開発した製品であり、冷水でもグラニュー糖より早く溶けるため、アイスコーヒーやアイスティー、ヨーグルトのような半固体状の食品の甘味料や、製菓材料として使用される。

栄養価

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グラニュー糖のカロリーは糖類の中で最も高く、100グラムあたり387キロカロリーである。グリセミック指数は60前後である。グラニュー糖の主成分の蔗糖は、ブドウ糖果糖からなる二糖類で、果糖は吸収されても血糖値を上げにくいため、こうした値になる。

脚注

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  1. ^ a b グラニュー糖」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』ブリタニカ・ジャパン株式会社https://kotobank.jp/word/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E7%B3%96#E3.83.96.E3.83.AA.E3.82.BF.E3.83.8B.E3.82.AB.E5.9B.BD.E9.9A.9B.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E5.B0.8F.E9.A0.85.E7.9B.AE.E4.BA.8B.E5.85.B82021年8月31日閲覧 
  2. ^ a b グラニュー糖」『日本大百科全書(ニッポニカ)』株式会社小学館https://kotobank.jp/word/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E7%B3%96#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.292021年8月31日閲覧 
  3. ^ グラニュー糖」『日本国語大辞典』(精選)株式会社小学館https://kotobank.jp/word/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E7%B3%96#E7.B2.BE.E9.81.B8.E7.89.88.20.E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.9B.BD.E8.AA.9E.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E5.85.B82021年8月31日閲覧 
  4. ^ a b グラニュー糖」『デジタル大辞泉』株式会社小学館https://kotobank.jp/word/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E7%B3%96#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.892021年8月31日閲覧 
  5. ^ グラニュー糖」『栄養・生化学辞典』株式会社朝倉書店https://kotobank.jp/word/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E7%B3%96#E6.A0.84.E9.A4.8A.E3.83.BB.E7.94.9F.E5.8C.96.E5.AD.A6.E8.BE.9E.E5.85.B82021年8月31日閲覧 
  6. ^ グラニュー糖」『百科事典マイペディア』株式会社平凡社https://kotobank.jp/word/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%A5%E7%B3%96#E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.E3.83.9E.E3.82.A4.E3.83.9A.E3.83.87.E3.82.A3.E3.82.A22021年8月31日閲覧 
  7. ^ a b グラニュー糖」『世界大百科事典』(第2)株式会社平凡社https://kotobank.jp/word/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%A5%E7%B3%96#E4.B8.96.E7.95.8C.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E7.AC.AC.EF.BC.92.E7.89.882021年8月31日閲覧 
  8. ^ お砂糖Q&A”. 公益社団法人糖業協会. 2014年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月31日閲覧。
  9. ^ 畜産産業振興機構. “砂糖の種類”. 2014年10月31日閲覧。

関連項目

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