コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

キャピタルゲートビル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キャピタルゲートビル
キャピタルゲートビル
キャピタルゲートビルの位置(アラブ首長国連邦内)
キャピタルゲートビル
キャピタルゲートビルの位置(ペルシャ湾内)
キャピタルゲートビル
アラブ首長国連邦における位置
概要
用途 Commercial offices; Hotel
所在地 アブダビ市
アブダビの旗 アブダビ首長国
アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦
座標 北緯24度25分07秒 東経54度26分05秒 / 北緯24.418637度 東経54.434692度 / 24.418637; 54.434692座標: 北緯24度25分07秒 東経54度26分05秒 / 北緯24.418637度 東経54.434692度 / 24.418637; 54.434692
着工 2007年9月
トッピングアウト 2010年
完成 2011年
所有者 ADNEC(アブダビ・ナショナル・エキシビション社)
高さ
屋上 165 m (541 ft)
技術的詳細
階数 36
床面積 53,100 m2 (572,000 sq ft)
設計・建設
建築家 RMJM ドバイ社
主要建設者 Al Habtoor Engineering Enterprises
脚注
[1][2]
テンプレートを表示


キャピタルゲートビル: Capital Gate)は、アラブ首長国連邦 アブダビにある超高層建築物(高さ165m・地上36階)。アブダビナショナルエキシビジョンセンターに隣接している。

西方向に18度、意図的に傾けて設計されているのが特徴[3](床は水平を保っている[4])。

ギネス世界記録

[編集]

2010年6月、「世界一大きく傾いた人工建造物」として、ギネス世界記録に認定された[5][6]

18度という角度は、当時記録を保持していたドイツズールフーゼンの斜塔(こちらは人為的でない傾斜)の4倍近くである[7]

2008年10月の時点で既に、所有者・設計者がギネス申請していた[8]

設計など

[編集]

RMJM ドバイ社によって設計された[9]

ダイアグリッド英語版構造(風圧や地震に強いとされる)が用いられた中東で初めての高層建造物といわれる[要出典]。同様の建物には、30セント・メリー・アクス(通称:The Gherkin、ロンドン)、ハースト・タワー(ニューヨーク)、北京国家体育場(北京)などがある。

12階までは垂直に建設。それより上の階から30-140cmずつずらしていき、傾斜を形成している[7]

また、490本の杭が、30m地下まで打ち込まれているという[8]

ハイアットキャピタルゲートホテル」やオフィス群がテナントとして入る。

2010年に米タイム誌(電子版)が選んだ「世界の危険な建造物トップ10(Top 10 Precarious Buildings)」の2位となった[10]

タイムライン

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ キャピタルゲートビル - Emporis (英語)
  2. ^ "キャピタルゲートビル". SkyscraperPage (英語).
  3. ^ Capital Gate”. Abu Dhabi National Exhibitions Company (ADNEC) (2010年). 7 June 2010閲覧。
  4. ^ 「世界一傾いている建物」とは? - ガジェット通信、2012年1月25日
  5. ^ Capital Gate Tower in Abu Dhabi certified world's furthest leaning manmade tower”. World Interior Design Network (07-Jun-2010). 7 June 2010閲覧。
  6. ^ Mail Foreign Service (2010年6月10日). “Abu Dhabi's Capital Gate 'leans nearly five times more' than Tower of Suurhusen to claim world record”. Mail Online. 2010年6月10日閲覧。
  7. ^ a b アブダビに「世界一傾いたビル」、ピサの斜塔抜く - CNN.co.jp、2010年6月7日
  8. ^ a b Leaning towards a Guinness record - World Architecture News2008年10月28日
  9. ^ MdN編集部『一度見たら忘れない奇跡の建物 異彩を放つ世界の名建築100』エムディエヌコーポレーション、2017年、96頁。ISBN 978-4-8443-6644-7 
  10. ^ 危険な建物ランキング、中国の「懸空寺」がトップ10に―米誌 - レコードチャイナ、2010年6月13日

外部リンク

[編集]

関連項目

[編集]