キュメンカルタノ州
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キュメンカルタノ州(キュメンカルタノしゅう、フィンランド語: Kymenkartanon lääni、スウェーデン語: Kymmenegårds län)は、かつて存在したフィンランドの州。1775年から1831年まで存在した。スウェーデン統治時代は、スウェーデン語でキュメネゴルド県という名前だった。
1775年に、サヴォラックス・キュメネゴルド県が、サヴォラックス・カレーレン県とキュメネゴルド県に分割されて成立。その後、1809年まで、スウェーデンの県として存続した。
1809年に、フィンランドはスウェーデン統治から離れ、ロシア帝国に割譲される。そしてロシア帝国の保護国であるフィンランド大公国が成立する。フィンランド大公国成立後もキュメンカルタノ州として、そのままフィンランドの州として存続する。1831年に大部分が新設されるミッケリ州へと編入され、一部が同じく新設されるウーシマー州へと編入され消滅した。その後ミッケリ州、ウーシマー州共に1997年まで存続したが、両州共に合併で消滅。合併した州も、2010年1月1日に他州と共に廃止され、フィンランドの州の歴史は幕を閉じた[1]。
州域の変遷
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歴代知事
[編集]- Gustaf Riddercreutz 1774–1783
- Robert Wilhelm de Geer af Tervik 1783–1789
- Otto Wilhelm Ramsay 1789–1792
- Herman af Låstbom 1793
- Otto Wilhelm Ramsay 1793
- Johan Herman Lode 1793–1810
- Fredrik Adolf Jägerhorn af Spurila 1810–1812
- Anders Gustaf Langenskiöld 1812–1827
- Adolf Broberg 1827–1828
- Erik Wallenius 1828
- Abraham Joakim Molander 1828–1831
脚注
[編集]- ^ “New regional administration model abolishes provinces in 2010”. HELSINGIN SANOMAT. 2012年7月15日閲覧。