キンジロー・マツダイラ
表示
キンジロー・マツダイラ Kinjiro Matsudaira | |
---|---|
生年月日 | 1885年9月13日 |
出生地 | アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 |
没年月日 | 1963年10月1日(78歳没) |
エドモンストン市長 |
キンジロー・マツダイラ(松平欽次郎、英語: Kinjiro Matsudaira、1885年9月13日 - 1963年10月1日)は、アメリカ合衆国の政治家・発明家。元メリーランド州エドモンストン市長。
経歴・人物
[編集]ペンシルベニア州出身。父の松平忠厚は藤井松平家の出で、信州上田藩第6代藩主たる松平忠固の次男であり、アメリカ合衆国で鉄道技師として生涯を送った[1]。忠厚と2番目の妻であるアメリカ人女性との間に二男として誕生し、忠厚の幼名と同じ欽次郎と名付けられた。徳川家康[2]及び伊達政宗[3]の9世孫にあたる。
1912年に温度式火災検知器を発明し、アメリカ合衆国特許を申請し[4]、アメリカ合衆国特許商標庁の承認が1914年9月29日に行われた[5]。
1927年、キンジローはエドモンストン市長選挙で当選し[6][7]、アジア系アメリカ人として初めての首長となった[6]。1943年にも市長に再選され、エドモンストンの町を苦しめていた洪水対策の対応に当たった[6]。
1963年に逝去し(78歳没)、メリーランド州ブレントウッドの墓地にて永眠している[8]。
系譜
[編集]- 父:松平忠厚(1851年 - 1888年)
- 母:カリー・M・サンプソン(1860年 - 不明)- ウィリアム・C・サンプソンまたはアーチボルト・サンプソンの娘
- 妻:エレン・スクリヴン・チゾム(1890年3月29日 - 1978年1月)
- 長女:エレン・クリスティン・マツダイラ(1910年3月6日 - 1990年)- フランクリン・A・カーの妻、娘にマージョリー・エレン・カー・トロット
- 次女:ハル・キャロライン・マツダイラ(松平春、1911年9月4日 - 2002年7月13日)- マルコム・オーガストゥス・デントの妻、息子1人あり。
- 長男:ロバート・フォード・マツダイラ(1915年3月26日 - 1979年7月10日)
- 長男の妻:オルガ・マリオン・バン・タッセル(1912年10月28日 - 2011年1月6日)- ホーレス・エルモア・バン・タッセルの娘。
- 長男の娘:不明(1930年 -)
- 長男の息子:ロバート・フォード・マツダイラJr.(1937年12月4日 - 2011年8月26日)-長男(1960-)、次男(マーク・キンジロー)、三男(1960年代-)、長女(1960年代)あり。長男には1990年生の息子が二人いる。
- マーク・キンジロー・マツダイラ(1963年1月18日 - 2001年11月22日)
- 長男の妻:オルガ・マリオン・バン・タッセル(1912年10月28日 - 2011年1月6日)- ホーレス・エルモア・バン・タッセルの娘。
脚注
[編集]- ^ 松平忠厚 KotoBank
- ^ [キンジロー←忠厚←松平忠固←酒井忠実←嘉代←頼恭←頼貞←松平頼元←頼房←家康]といった系譜となる。
- ^ [キンジロー←忠厚←松平忠固←隆姫←忠移←西尾忠需←京極高或←宗利←秀宗←政宗]といった系譜となる
- ^ Thermometric fire-detector Google patents
- ^ Thermometric fire-detector (PDF) Patentimages.storage.googleapis
- ^ a b c History Town of Edmonston Official site
- ^ Edmonston: A bridge to the future Washington Examiner April 15, 2010
- ^ Kinjiro Matsudaira Find a Grave