キンバリー・バーガリス
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キンバリー・バーガリス(英:Kimberly Ann Bergalis、1968年1月19日 - 1991年12月8日[1])は、HIVの院内感染で死亡したアメリカ人女性。キンバリー事件の被害者。
1991年9月、アメリカ連邦議会の公聴会に出席し、身に覚えのないままHIVウイルスに感染し、エイズを発症していることを告白した[1]。彼女は敬虔なクリスチャンで、HIVに感染する大きなリスク(不特定多数の性交渉や違法薬物の摂取など)を負っていなかった[1]。調査の結果、19歳当時(1987年)に歯科医院で治療した際、医療器具の使いまわしで院内感染したもの、もしくは故意に感染させられたものと推測された[1]。この歯科医院の医師自身もHIVウイルスのキャリアであり、1990年にエイズで死亡していた[1]。
この院内感染(する可能性がある)事例は、キンバリー事件として医療現場を中心に伝えられることとなった[2][3]。2013年、オクラホマでも類似の事件が発生し、不十分な滅菌によるHIVの院内感染が確認された[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f “謎のHIV感染「キンバリー事件」を推理する | 実践!感染症講義 -命を救う5分の知識- | 谷口恭”. 毎日新聞「医療プレミア」. 2022年1月8日閲覧。
- ^ “キンバリー事件の真相を探れ!!”. iDi. 2020年4月13日閲覧。
- ^ “歯科でHIVに感染?”. kk-bestsellers (2020年3月13日). 2020年4月13日閲覧。